「田畑あきら子展」新潟県立万代島美術館
- 2025/10/1
- 新潟県
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名称:「田畑あきら子展」新潟県立万代島美術館
会期:2025年11月22日(土)~2026年1月12日(月・祝)
会場:新潟県立万代島美術館
時間:10:00~18:00
休館日:12月1日(月)、12月15日(月)、12月29日(月)~1月3日(土)
観覧料:一般 1,100円(900円)
大学・高校生 800円(600円)
中学生以下. 無料
前売券(一般のみ) 900円
※( )内は有料20名以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方は観覧料免除
※前売券販売期間:2025年11月21日(金)まで
住所:〒950-0078新潟県新潟市中央区万代島5-1(朱鷺メッセ内万代島ビル5階)
TEL:025-290-6655
URL:新潟県立万代島美術館

新潟県出身の画家、詩人である田畑あきら子(1940-1969)。田畑の代表作であるわずか十点に満たない白い油彩画は、有機的な線と形態、文字や記号が描かれた画面に、白い絵の具が塗り重ねられ独特の浮遊感をたたえます。これら一連の油彩画とともに、200点を超える素描を展示し、田畑が描きとめた儚いイメージの世界を探求します。
知られざる作家、50年越しに初めての回顧展
生前駆け出しの若手作家として、たった一度きりの個展を開いて亡くなった田畑あきら子。詩人の吉増剛造や、美術評論家の洲之内徹が没後間もない時期から雑誌にとりあげてきたことをはじめ、彼女の作品を大切に思う人々の手により、奇跡的に語り継がれてきた作家です。みずみずしい感性によって描かれた作品は、今なお色あせない魅力を放ち、昨年には評伝が刊行されるなど、近年もじわじわと注目を集めてきました。
本展は、美術館としていち早く田畑の作品を収蔵し、コレクション展ではこれまでも何度も紹介してきた県立美術館が、満を持して開催する初めての大規模回顧展です。
代表作の白い油彩画シリーズを一堂に展示します
田畑の油彩画は、在学中の作品をのぞくと、生前唯一となった個展の前後に集中して描かれた白い油彩画が、十点に満たないと知られるのみです。本展では、早い時期に制作されたコラージュの作品から、白い絵の具が塗り重ねられる前の状態で遺された絶筆の作品まで、現在確認される白い油彩画シリーズのすべてをご覧いただきます。一連の油彩画を並べることで、「何故に白なのだろうか」と作家自身が問いながら塗り重ねた「白」が占める面積が次第に増え、画面が静謐さを帯びていく過程が明らかになることでしょう。
田畑芸術の真髄。言葉と線による、思索の痕跡をたどります
油彩画とともに、田畑の芸術世界を豊かに伝えるのが、200点を超える素描群です。知的好奇心にあふれた田畑は、目に映るあらゆるものに関心を向けながら、世界のありようについて考えをめぐらせていました。彼女が遺した多くの素描には、そうした思索の痕跡がみとめられます。勤務先で使われていた紙の裏に走り書きされたメモから、スケッチブック上にゆっくりと引かれた一本の線にいたるまで、彼女はそのときどきに浮かぶイメージを紙上に描きとめました。「命はフカにくれてやる」、「わたしのたましいが、コップの水の時」といった鮮烈なフレーズがならぶ詩稿集もあわせて展示し、彼女の中に生まれるイメージの源泉に迫ります。
初の試み!大学・高校生の観覧料が無料になる学生無料ウィークを実施します
若い世代に気軽に美術に親しむ機会を提供するため、新潟県立の美術館としては初めて、大学生と高校生の観覧料が無料になる、学生無料ウィークを実施します。田畑あきら子は、1960年代に芸術にあこがれて情熱を傾けた若者の一人でした。若い作家が悩みながらも全身全霊をかけた作品をご覧ください。








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