「草間彌生 闘う女/絵を描く少女」草間彌生美術館

  • 2025/10/2
  • 「草間彌生 闘う女/絵を描く少女」草間彌生美術館 はコメントを受け付けていません
《ヤヨイちゃん》2013 年 六本木ヒルズ(東京)でのインスタレーション・ビュー 2013年 © YAYOI KUSAMA

名称:「草間彌生 闘う女/絵を描く少女」草間彌生美術館
会期:2025年10月16日(木)~2026年3月8日(日)
会場:草間彌生美術館
時間:11:00~17:30
  (1)11:00-12:30(11:30までに入場)
  (2)12:00-13:30(12:30までに入場)
  (3)13:00-14:30(13:30までに入場)
  (4)14:00-15:30(14:30までに入場)
  (5)15:00-16:30(15:30までに入場)
  (6)16:00-17:30(16:30までに入場)
   草間彌生美術館は、日時指定の予約・定員制、各回90分となっています。チケットは美術館の公式サイトにて購入可能です。美術館窓口での販売はありません
休館日:月・火・水曜日(祝日を除く)
   年末年始の休館:2025年12月28日(日)~ 2026年1月7日(水)
観覧料:※オンラインチケットをお持ちの方のみの入館
   一般 1,100円
   小中高生 600円
   ※未就学児は無料。団体割引の設定はありません。
住所:〒162-0851東京都新宿区弁天町107
TEL:03-5273-1778
URL:草間彌生美術館

《決められた幻の水玉は 天国へ与えられた 私への最大の贈り物でした》2021年 © YAYOI KUSAMA
《決められた幻の水玉は 天国へ与えられた 私への最大の贈り物でした》2021年 © YAYOI KUSAMA

幼い頃より絵を描くことが何より好きだった草間彌生の創作は、長い歩みの中でさまざまな変遷を遂げてきました。本展は、作品に表れる彼女のアイデンティティに、「闘う女性」と「無邪気な少女」という2つの顔を見いだし、その表出と変容を紹介します。
1957年に渡米した1957年に渡米した草間は、白人男性が優位であった当時の美術界において、東洋人女性というマイノリティであるがゆえの果敢な活動を展開しました。自らのアイデンティティを強く意識したに違いないニューヨーク時代には、一女性として自身や社会と対峙した意欲的な作品が数多く生み出されました。一方、73年の帰国後は、60年代後半には距離を置いていた絵画制作に再び精力的に取り組みます。近作においては、鮮やかな色彩やユーモラスな人物描写など、少女のように無邪気な表現が顕著に見られます。
本展では、活動初期のドローイングをはじめ、過去のトラウマによる性への恐怖を克服するための集合彫刻や、既存の社会規範や性道徳を挑発するかのようなヌード・パフォーマンスやファッションの記録資料など、渡米期に生み出された挑戦的な表現を展示。また、近作からは、心のうちを描き出すかのように精力的に制作された絵画シリーズとともに、草間の空想世界を実体化したような少女や花がモチーフの立体作品、世界初公開の小型ミラールームを紹介します。時代に挑み闘う気迫と、少女のようなあどけなさが同居する、多面的な草間の創作の世界をどうぞご覧ください。

《14丁目のハプニング》 (部分)1966年 © YAYOI KUSAMA 写真:細江英公
《14丁目のハプニング》 (部分)1966年 © YAYOI KUSAMA 写真:細江英公
クサマ・ドレスを着用した草間、ニューヨークにて 1969年頃 © YAYOI KUSAMA
クサマ・ドレスを着用した草間、ニューヨークにて 1969年頃 © YAYOI KUSAMA
《SEX OBSESSION》2003年 © YAYOI KUSAMA
《SEX OBSESSION》2003年 © YAYOI KUSAMA
《我が幼なかり日々の全て》2016年 © YAYOI KUSAMA
《我が幼なかり日々の全て》2016年 © YAYOI KUSAMA
《ヤヨイちゃん》2013 年 六本木ヒルズ(東京)でのインスタレーション・ビュー 2013年 © YAYOI KUSAMA
《ヤヨイちゃん》2013 年 六本木ヒルズ(東京)でのインスタレーション・ビュー 2013年 © YAYOI KUSAMA

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 山田和 個展「得体の知れないエネルギー、カオスの時代―桃山サンバ」桃青京都ギャラリー
  2. 「昭和のホーロー看板展」アドミュージアム東京
  3. 「第27回市民作品展」天童市美術館
ページ上部へ戻る