「没後50年 髙島野十郎展」大阪中之島美術館

  • 2025/10/6
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髙島野十郎《田園太陽》 昭和31(1956)年 個人蔵

名称:「没後50年 髙島野十郎展」大阪中之島美術館
会期:2026年3月25日(水)~2026年6月21日(日)
会場:大阪中之島美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
   ※祝日の場合は翌平日
観覧料:未定
住所: 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-1
TEL:06-6479-0550
URL: 大阪中之島美術館

髙島野十郎《絡子をかけたる自画像》 大正9(1920)年 福岡県立美術館
髙島野十郎《絡子をかけたる自画像》 大正9(1920)年 福岡県立美術館

髙島野十郎(1890-1975)は、福岡県久留米市出身で主に東京で活動し、晩年千葉県柏市に移り住んだ洋画家で、「蝋燭(ろうそく)」や「月」などの主題を、細部までこだわった筆致で描きました。没後50年の節目を機に開催する本展は、これまでに開催されてきた髙島野十郎展を超える最大規模の回顧展で、大阪では初めての開催となります。
代表作はもちろんのこと、彼の芸術が形成されたルーツを遡り、生涯にわたって自身のよりどころとしてきた仏教的思想を読み解きつつ、青年期や滞欧期の作品など、従来の展覧会では大きく取り上げられることがなかった部分にもスポットを当てます。さらに、野十郎や関係者による書簡や日記、メモ等の資料をもとに、彼がひとりの人間としてどのように生き、周囲とどのような関係を築いて絵かきとしての歩みを進めたかという部分にも注目し、野十郎の人間像にも改めて迫ります。仏教に深い関心をもっていたことから奈良を訪れることも多く、仏塔の端正かつ堂々たる姿に惹かれたであろう野十郎は、薬師寺や法隆寺を絵の題材としました。本展では野十郎が好んで訪れた奈良にもほど近い大阪の地で、野十郎の絵画世界に思う存分浸ることのできるまたとない機会です。

髙島野十郎《蝋燭》 大正時代(1912-26) 福岡県立美術館
髙島野十郎《蝋燭》 大正時代(1912-26) 福岡県立美術館
髙島野十郎《月》 昭和37(1962)年 福岡県立美術館
髙島野十郎《月》 昭和37(1962)年 福岡県立美術館
髙島野十郎《からすうり》 昭和10(1935)年 福岡県立美術館
髙島野十郎《からすうり》 昭和10(1935)年 福岡県立美術館
岸田劉生《静物(湯呑と茶碗と林檎三つ)》 大正6(1917)年 大阪中之島美術館
岸田劉生《静物(湯呑と茶碗と林檎三つ)》 大正6(1917)年 大阪中之島美術館
髙島野十郎《田園太陽》 昭和31(1956)年 個人蔵
髙島野十郎《田園太陽》 昭和31(1956)年 個人蔵

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