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名称：特別展「ふるさとの宝－なす風土記の丘を中心に－」那珂川町なす風土記の丘資料館
会期：2025年９月27日(土曜日)～11月24日(月曜日/祝日)　
会場：那珂川町なす風土記の丘資料館　特別展示室
開館時間：9:00〜16:30（入館は16:00まで）
休館日：月曜日（祝日の場合は翌平日休館）、年末年始（12月29日〜1月3日）
入場料：一般200円、高校・大学生100円、中学生以下無料
住所：〒324-0607 栃木県那須郡那珂川町小川3790
TEL：0287-96-3366
URL：那珂川町なす風土記の丘資料館

概要：
本特別展「ふるさとの宝－なす風土記の丘を中心に－」は、那珂川町および那須地域に広がる豊かな歴史と文化を、考古・歴史・民俗の観点から総合的に紹介する企画である。那須地方は古墳や古代の寺院跡、また中世以降の城館跡など、長い時間をかけて形成された文化層が多く、これらの遺跡や出土品は地域の歩みを今に伝える「ふるさとの宝」といえる。
展示では、なす風土記の丘公園を中心とした発掘調査成果を基礎に、土器・埴輪・鉄製品・装飾具・古文書などを通して、古代から近世にいたる地域の生活と信仰の変遷を辿る。また、縄文・弥生の生活遺構や、那須氏・蘆名氏ら中世武士の活動を伝える資料も展示し、「土地に生きた人びと」の姿を立体的に浮かび上がらせる。
さらに、地域住民の協力による写真や民具展示を加え、過去と現在のつながりを見つめ直す構成となっている。学校教育や地域学習の場としても活用できるよう、解説パネルや映像資料も整えられ、来館者が身近な文化財の意義を再発見できる内容となっている。本展は、那珂川町の文化遺産を「共有の財産」として次代へ伝えるための試みである。