「美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像」パナソニック汐留美術館
- 2025/11/5
- 東京
- 「美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像」パナソニック汐留美術館 はコメントを受け付けていません

名称:「美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像」パナソニック汐留美術館
会期:2026年1月15日(木)~2026年3月22日(日)
会場:パナソニック汐留美術館
時間:10:00~18:00
2月6日(金)、3月6日(金)、20(金)、21 (土)は夜間開館20:00まで
(最終入場は閉館30分前まで)
休館日:水曜日
※ただし2月11日と3月18日は開館
観覧料:一般 1,200円
65歳以上 1,100円
大学生・高校生 700円
中学生以下 無料
※障がい者手帳を提示の方、および付添者1名まで無料で観覧できます
住所:〒105-8301東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:パナソニック汐留美術館

ユートピアは、16世紀イギリスの思想家トマス・モアの小説タイトルで、「どこにもない場所」を意味します。同じくイギリスの社会思想家、ウィリアム・モリス(1834-1896)は自著『ユートピア便り』の中で、暮らしと芸術の総合を唱え、今ここにある課題をみつめ、どこにもない理想を夢みています。その思想が紹介された20世紀の日本でも、ユートピアは暮らしをめぐる課題と理想となりました。そして20世紀を通じあらゆる場所で、美術、工芸、建築など幅広いジャンルを結ぶ共同体が模索されます。新時代の異文化体験を通して近代化しつつあった日本は、かつての日本でもなく、同時代の世界のどこにもない場所だったのです。
本展は2020年にパナソニック汐留美術館と高崎市美術館他で開催し、モダンデザインに託して新しい上質な暮らしを夢みた人々の交流をテーマとした「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展のいわば「続編」となります。
モリスに触発されゴッホやブレイクらの芸術に憧れ、人間や社会の理想を近代に求めた白樺派や民藝運動を中心とする第1章に始まり、過去と現在を探る悉皆調査や研究から未来を拓こうとしたフィールドワークや建築家にスポットをあてる第2章、芸術家コロニーの交流と夢を紹介する第3章、地域で育まれた実践の例を追う第4章、そして、どこにもない新世界の創造を模索した戦後の試みにスポットをあてる第5章でしめくくります。
暮らしにまつわる過去をたずね、未来を夢みるさまざまな運動を、この展覧会では「ユートピア」と呼びます。そして「美しさ」にまつわる芸術、装飾工芸、建築デザインにテーマを絞り、暮らしの中の「美しいユートピア」をみつめます。
さらに「美しいユートピア」の歴史をたずねるだけでなく、未来への手がかりとします。美しい暮らしを求める20世紀日本のユートピアをたずね、当時の来るべき世界を振り返り、今日のユートピアを思い描く方法を探ります。作品資料約170点を全5章で構成します。


















最近のコメント