「絵画を生きる―多摩の美術家3人展 加藤学/徳永陶子/島﨑良平」たましん美術館

「絵画を生きる―多摩の美術家3人展 加藤学/徳永陶子/島﨑良平」たましん美術館

名称:「絵画を生きる―多摩の美術家3人展 加藤学/徳永陶子/島﨑良平」たましん美術館
会期:2026年1月10日(土)〜2026年3月15日(日)
会場:たましん美術館
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌平日)
入場料:一般500円 高・大学生300円 無料対象:中学生以下 障がい者手帳所持者および付き添い1名 たましんPlus会員本人と同伴者1名
住所:〒190-8681 東京都立川市緑町3-4
TEL:042-526-7788
URL:たましん美術館

加藤学《行々子》2022年 たましん美術館
加藤学《行々子》2022年 たましん美術館

概要:
「絵画を生きる―多摩の美術家3人展」は、東京西部・多摩地域で活躍する3名の実力派画家――加藤学、徳永陶子、島﨑良平――に焦点を当てた企画展である。自然豊かで文化的多様性に富む多摩地域は、都心との距離を保ちながらも多くの美術家が制作拠点を構える創造の場であり、本展はその地域的背景を踏まえつつ、異なる視点と技法を持つ3人の作品を通じて現代絵画の新たな地平を探る。
加藤学(八王子市在住)は、自己と風景との間に揺らぐ境界をテーマに、アクリルやパステルを用いた詩的な抽象表現を展開。徳永陶子(東村山市在住)は、記憶と時間の堆積をテーマに、フラッシュ絵具を重ねることで記憶の層を可視化する独特の表現を追求。島﨑良平(檜原村在住)は、日本と中国の美術思想を背景に、神話・妖怪・おかめといった伝承的モチーフを現代の絵画空間に再構成している。
本展は、3名それぞれの個展を並立させる形式で構成され、手法・素材・主題の多様性を通じて「絵画を生きる」ことの本質を提示する。日常の観察と想像の往還、伝統と現代の融合が交錯する展示によって、地域に根ざした新しい美意識の可能性が示される。

徳永陶子《昇彩》2025年 たましん美術館
徳永陶子《昇彩》2025年 たましん美術館
島﨑良平《地獄太夫と女子》2018年 たましん美術館
島﨑良平《地獄太夫と女子》2018年 たましん美術館

作家略歴:
加藤学(かとうがく) 八王子市在住。アクリルやパステルを用いて、風景と自己の間に生まれる境界の揺らぎを描く。静謐かつ思索的な作品で知られる。
徳永陶子(とくながとうこ) 東村山市在住。ビニル系絵具フラッシュによる層状の表現で、記憶と時間の痕跡をテーマとする。近年は抽象的構成と色彩の対話を追求している。
島﨑良平(しまざきりょうへい) 檜原村在住。日本画と中国絵画の伝統を研究し、神話や民俗を現代的造形に再解釈。琳派的装飾性と細密な筆致を併せ持つ。

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