「銀座の金沢 お正月展2025」KOGEI Art Gallery 銀座の金沢

名称:「銀座の金沢 お正月展2025」KOGEI Art Gallery 銀座の金沢
会期:2025年11月12日(水)〜2025年11月24日(月)
会場:KOGEI Art Gallery 銀座の金沢
開館時間:11:00〜19:00(最終日は16:00まで)
休館日:会期中無休
入場料:無料
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座5-1-8 銀座MSビル1・2F
TEL:03-6228-7733
URL:KOGEI Art Gallery 銀座の金沢
概要:
「銀座の金沢 お正月展2025」は、毎年恒例となる新春シーズンの企画展であり、日本各地の工芸作家によるお正月飾りや干支モチーフの作品を一堂に紹介する展覧会である。陶芸・漆芸・ガラスなど、多彩な素材と技法を駆使した工芸作品が、来る午年(うまどし)の新年を華やかに彩る。伝統と現代感覚が交錯する展示構成によって、日本の正月文化に宿る「祈りと美」のかたちを改めて見つめ直す機会を提供する。
出品作家には、赤地径・赤地健・アヤベシオリ・江本三紀・大塚麻由・奥の麻衣子・Glass Studio Cullet秋友伸隆・木田克之・香田昌恵・清水由佳・杉山与志・多田鐡男・多田利子・津田水引折型・内藤広宜・内藤紀子・中村多喜美・広瀬絵美・牧野健三・増井洋子・松本いづみ・みやもとともみ・山崎裕理・吉本大輔など、全国の実力派作家が名を連ねる。各作家がそれぞれの素材に託した「縁起」「再生」「吉祥」の造形は、日常の中に宿る祝祭の美を感じさせる。
特に、陶磁の温もりや漆の深い光沢、ガラスの透明な輝きなど、素材固有の表情が新年の象徴である「干支」や「しめ飾り」「鏡餅」「花器」「香合」などに昇華されている点が見どころである。これらの作品群は、単なる装飾品ではなく、生活に寄り添うアートとしての工芸の可能性を示すものである。
「銀座の金沢」は、石川県金沢市をはじめとする北陸地方の工芸文化を東京・銀座で発信する拠点として設立され、現代の生活空間に伝統工芸を取り入れる提案を続けてきた。本展もその理念に基づき、地域の工芸技術と新しいデザイン感覚を融合させた作品が並ぶ。
作家略歴:
出品作家の多くは、国内外で活躍する中堅から若手の工芸家であり、それぞれが陶磁、漆、ガラス、金工、水引など異なる分野で独自の技法を確立している。
赤地健・赤地径は石川を拠点に九谷焼を基盤とする現代陶芸を展開。Glass Studio Cullet秋友伸隆は香川を拠点に繊細な吹きガラス作品を制作。津田水引折型は日本の伝統的水引文化を新しい造形へと昇華し、国際的評価を得ている。こうした多様な背景をもつ作家たちが、共通のテーマ「迎春」を通して日本の工芸の生命力を提示している。








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