八十二文化財団 創立40周年記念特別展「原田泰治のまなざし-未来を紡ぐあらたな出会い-」八十二文化財団 ギャラリー82

名称:八十二文化財団 創立40周年記念特別展「原田泰治のまなざし-未来を紡ぐあらたな出会い-」八十二文化財団 ギャラリー82
会期:2025年12月1日(月)~2025年12月21日(日)
会場:八十二文化財団 ギャラリー82
開館時間:平日9:30~17:00、土日10:00~17:00
休館日:会期中無休
入場料:無料
住所:〒380-0936 長野県長野市岡田178-13(八十二別館内)
TEL:026-224-0511
URL:八十二文化財団 ギャラリー82

概要:
公益財団法人八十二文化財団の創立40周年を記念し、同財団が運営する「ギャラリー82」にて特別展「原田泰治のまなざし-未来を紡ぐあらたな出会い-」が開催される。本展では、日本を代表する郷愁画家・原田泰治(1940–2021)の代表作約40点に加え、制作に使用された絵の具やパレット、スケッチなどの貴重な資料を展示する。
諏訪市出身の原田は、障がいを持ちながらも独自の視点で日本各地の原風景を描き続け、「草の根の郷愁画家」として親しまれた。彼の作品は、戦後日本の地方文化や生活の温もりを描き出すだけでなく、見る者に人間と自然、地域社会とのつながりを問いかける。本展では、国内の四季折々の情景に加え、海外取材による大作も紹介し、原田の創作活動の広がりを体感できる構成となっている。
さらに、会期中には原田泰治美術館館長の土田祐子氏と原田美室氏(原田の長女)による対談や、フルート演奏を交えた作品解説など、来場者が画家の素顔や創作の裏側に触れられるギャラリートークも予定されている。原田が生涯を通じて見つめた「人間の優しさ」と「日本の原風景」を通し、未来への希望と文化継承の意義をあらためて考える展覧会となっている。
作家略歴:
原田泰治(1940–2021)― 長野県諏訪市生まれの画家・イラストレーター。多摩美術大学卒業後、広告や雑誌のイラストを手がける傍ら、1970年代より「日本のふるさと」をテーマにした作品を制作。1982年に初の画集『ふるさとの風景』を刊行し、一躍注目を浴びる。以降、日本各地や海外を取材し、素朴で温かみのあるタッチで人々の暮らしと自然を描き続けた。1998年、長野県諏訪市に原田泰治美術館が開館。国内外で数多くの展覧会を開催し、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。








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