やなせたかし展「人生はよろこばせごっこ」周南市美術博物館

名称:やなせたかし展「人生はよろこばせごっこ」周南市美術博物館
会期:2025年11月14日(金)〜2025年12月28日(日)
会場:周南市美術博物館
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(11月24日は開館)、11月25日(火)
入場料:一般1,300円、高校・大学生900円、中学生以下無料(予定)
住所:〒745-0006 山口県周南市花畠町10-16
TEL:0834-22-8880
URL:周南市美術博物館

概要:
「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」は、アンパンマンの生みの親として知られる漫画家・詩人・絵本作家・やなせたかし(1919–2013)の初の大規模巡回展である。2026年にやなせたかし記念館アンパンマンミュージアムが開館30周年を迎えることを記念し、全国を巡回して開催される本展は、原画約200点を中心に、やなせの多岐にわたる創作活動の全貌を紹介する。
展示構成は、「やなせたかし大解剖」「漫画」「詩」「絵本/やなせメルヘン」「アンパンマン」という5つのテーマで構成されており、戦中から戦後、そして昭和から平成へと移り変わる社会の中で、彼が追い求めた“人を喜ばせること”の意味を多角的に掘り下げる。やなせが「人生はよろこばせごっこ」と語ったように、彼の作品はどんな困難の中にも“笑いと優しさ”を見出そうとする人間賛歌に満ちている。
本展では、『アンパンマン』シリーズの原画に加え、初期の漫画原稿、詩画作品、デザイン資料、エッセイ原稿なども展示。戦争体験から生まれた「本当に困っている人にパンを分け与えるヒーロー」という思想が、どのようにアンパンマンという普遍的キャラクターに結実したかを明らかにする。また、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という問いに貫かれたやなせの人生観が、子どもだけでなく大人にも深く響く内容となっている。
作家略歴:
【やなせたかし(柳瀬嵩)】
1919年高知県生まれ。東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部)図案科卒業。戦時中は召集され中国戦線に従軍。戦後、三越の宣伝部に勤務しデザイナーとして活動、後にフリーとなり漫画家・詩人・絵本作家・作詞家として多彩な創作活動を展開。代表作『アンパンマン』は1973年に絵本として刊行され、後にテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」として国民的作品となる。詩集『愛する歌』や「手のひらを太陽に」などの作詞でも知られる。2013年逝去(享年94歳)。








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