アーティストインレジデンスつなぎ2025成果展「おたまの中の水はどのくらい 走路草農藝團(陳漢聲&劉星佑)デュアル個展」つなぎ美術館

名称:アーティストインレジデンスつなぎ2025成果展「おたまの中の水はどのくらい 走路草農藝團(陳漢聲&劉星佑)デュアル個展」つなぎ美術館
会期:2025年12月6日(土)~2026年2月23日(月)
会場:つなぎ美術館
開館時間:10:00~17:00
休館日:水曜日(水曜が祝日の場合は翌日休館)、年末年始、展示替期間
入場料:一般500円、大学生・高校生400円、中学生・小学生300円
住所:〒869-5603 熊本県葦北郡津奈木町岩城494
TEL:0966-61-2222
URL:つなぎ美術館

概要:
熊本県津奈木町のつなぎ美術館にて開催される「アーティストインレジデンスつなぎ2025成果展 おたまの中の水はどのくらい」は、台湾を拠点に活動するアートユニット「走路草農藝團」(陳漢聲・劉星佑)によるデュアル個展である。本展は、アーティストインレジデンスつなぎの滞在制作成果を発表するものであり、自然環境・農業・地域文化を通して見えてくる人間と自然の関係性を、立体・映像・インスタレーションを用いて多層的に描き出す。
展覧会タイトル「おたまの中の水はどのくらい?」は、小さな器にたたえられた水を地球の縮図に見立て、人間社会と自然との均衡、そして環境に対する責任を問い直す比喩的な問いとして設定されている。作家たちは津奈木町の地に滞在し、地域住民との対話や体験を重ねながら作品を構築。作品には土地の素材や記憶が織り込まれ、地域と自然、そして人の営みが交錯する詩的な空間が生み出されている。
本プロジェクトは、「アートによるまちづくり」を推進する津奈木町の文化政策の一環でもあり、地域とアーティストが共に未来の表現を模索する実践的試みとして注目されている。台湾と日本を結ぶ国際的な交流の場として、環境芸術の新たな可能性を提示する展覧会となっている。
作家略歴:
陳漢聲(Chen Han-Sheng)と劉星佑(Liu Xing-You)は、台湾を拠点に活動するアートユニット「走路草農藝團(Plant Grass Art Group)」を共同主宰。自然や農業、地域社会をテーマに、アートを媒介として環境問題や社会的課題に取り組む。陳は地域のフィールドワークを通じた環境芸術の実践を得意とし、社会的文脈を造形に落とし込む作品で知られる。劉は建築的視点と映像メディアを融合させ、場所性や記憶をテーマとする空間インスタレーションを手がける。両者はアジア各地のレジデンスプログラムに参加し、地域と連携した作品制作を通して国際的な評価を得ている。








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