「ひらいてとじる、とじてひらくーー荒牧ゼミ成果発表2024-2025」多摩美術大学 TUB

「ひらいてとじる、とじてひらくーー荒牧ゼミ成果発表2024-2025」多摩美術大学 TUB

名称:「ひらいてとじる、とじてひらくーー荒牧ゼミ成果発表2024-2025」多摩美術大学 TUB
会期:2025年11月19日(水)~2025年12月2日(火)
会場:多摩美術大学 TUB
開館時間:11:00~18:00
休館日:日曜日、月曜日、祝日
入場料:無料
住所:〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
TEL:03-6721-1665
URL:多摩美術大学 TUB

概要:
「ひらいてとじる、とじてひらくーー荒牧ゼミ成果発表2024-2025」は、多摩美術大学大学院・統合デザイン研究領域に所属する荒牧ゼミの大学院生4名(チャチャ、宮内暖笑、呉羽博、高山芳の)によるグループ展である。荒牧ゼミは「動き」「構造」「構成」といったデザインの基礎的要素を理論的かつ実験的に探究することを目的としており、本展では各学生が日常の中で発見した現象や仕組みを独自の造形言語として表現している。

展示タイトルにある「ひらいてとじる」という語は、デザインの根源的な行為である「構築と変化」「観察と創造」の往復を象徴している。作品群は、紙や布など身近な素材を用いた立体的実験、モーションを取り入れたインスタレーション、構造の可視化を通じたプロトタイプ研究など、多様なアプローチによって構成されている。観客は、ものづくりのプロセスそのものを体験的に感じ取ることができ、デザイン思考の「ひらかれた形」を目撃することとなる。

本展は、デザイン教育の枠を超え、個々の探究が他者との共有を通じてどのように新たな創造性を生み出すかを問う場でもある。荒牧ゼミが掲げる「現象からデザインを導く」という理念を具現化した展示空間は、鑑賞者に思考の転換を促し、デザインとアートの境界を越えた創造のあり方を示唆している。

作家略歴:
本展の出展者であるチャチャ、宮内暖笑、呉羽博、高山芳のは、多摩美術大学大学院・統合デザイン研究領域の荒牧ゼミに所属する学生である。各自が「動き」「構造」「素材」など異なる視点から現象を観察し、デザイン思考を通じて新たな表現を模索している。荒牧ゼミは、デザインを単なる造形行為にとどめず、思考・感覚・社会との関係性を包括的に扱う研究を展開しており、本展はその成果の一端を示すものである。

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