「中村至男 オン グラフィック」ギンザ・グラフィック・ギャラリー

  • 2025/11/12
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「中村至男 オン グラフィック」ギンザ・グラフィック・ギャラリー

名称:「中村至男 オン グラフィック」ギンザ・グラフィック・ギャラリー
会期:2025年12月9日(火)~2026年1月31日(土)
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
開館時間:11:00~19:00
休館日:日曜日、祝日、12月26日~1月5日
入場料:無料
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1
TEL:03-3571-5206
URL:ギンザ・グラフィック・ギャラリー

概要:
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)では、2025年を締めくくる展覧会として「中村至男 オン グラフィック」を開催する。グラフィックデザイナー中村至男は、1990年代にアートユニット「明和電機」のビジュアルデザインや、佐藤雅彦との共同制作によるプレイステーション用ソフト『I.Q』など、視覚の知覚を刺激する革新的な作品群で注目を集めた。

中村のデザインは、情報を極限まで削ぎ落としながらも、観る者の想像を誘発する独自の構築性に特徴づけられる。シンプルでありながら多層的、静謐でありながらユーモラス。その視覚的緊張感とリズムは、広告、音楽、映像、絵本といった多様なメディアを横断して展開されてきた。

本展では、代表作に加え、新たに制作された未発表の新作も展示される。過去と現在の作品が空間の中で響き合い、鑑賞者に新たな視点を提示する構成となっている。ミニマルな形態や色彩の背後に潜む感情や記号性を探ることは、中村デザインの本質に触れる体験でもある。

来場者は、彼の作品に通底する「視覚の詩学」とも言える思想を体感できるだろう。絵本『くうそうのぶらんこ』などで知られる中村の繊細な構成力と、現代のグラフィックデザインにおける思考の深さを、ぜひ会場で感じ取ってほしい。

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