堀内ゑびすコレクション展「たからぶね―年の初めの夢うらない―」酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)
- 2025/11/14
- 兵庫県
- コレクターアイテム, 七福神, 交換会, 初夢, 吉兆, 吉夢, 吉祥図像, 商売繁盛祈願, 堀内ゑびすコレクション, 大正時代の趣味文化, 大衆文化, 大黒天, 宝尽くし, 宝船, 宝船売り, 展覧会資料, 幸運の象徴, 恵比寿, 意匠の多様性, 打出の小槌, 招福, 文化史, 昭和初期のコレクション, 枕の下に敷く風習, 正月行事, 民俗資料, 民間信仰, 江戸時代の民俗, 版画的意匠, 白鹿記念酒造博物館, 社寺授与, 福を呼ぶ図像, 福徳, 福絵, 稲穂, 米俵, 絵草紙文化, 縁起図像, 縁起物, 縁起絵, 装飾的要素, 西宮市, 豊作祈願, 象徴表現, 趣味人文化, 近代復興, 近代民俗学, 頒布会, 願いのかたち
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名称:堀内ゑびすコレクション展「たからぶね―年の初めの夢うらない―」酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)
会期:2025年12月10日~2026年01月12日
会場:酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週火曜日、12月30日~1月3日
入場料:一般500円、中小生250円(記念館と酒蔵館の共通券)
住所:〒662-0926 兵庫県西宮市鞍掛町8-21
TEL:0798-33-0008
URL:酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)

概要
本展は、吉夢を願い正月に枕の下へ敷く風習として知られた「宝船」を、コレクションとして体系的に紹介する企画である。宝船は、米俵、稲穂、七福神、打出の小槌など豊穣や福徳の象徴を満載し、新年に吉兆を呼び込む願いを込めて作られた縁起物だった。江戸時代には社寺で授与され、宝船売りが町を行き交うほど普及していたが、時代の移り変わりと共にその習俗は一度衰退した。
しかし、大正時代に入ると、宝船の歴史や美意識が改めて紹介される機会が生まれ、趣味人やコレクターたちが独自の意匠を凝らした宝船を制作するようになり、再び注目を集めた。大正から昭和初期にかけては、宝船が交換会や頒布会の人気アイテムとなり、その図像やデザインは多彩な広がりを見せている。

本展では、吉夢を求めた古い民俗的背景と、宝船が「集める文化」を生んだ近代のコレクション史を、堀内ゑびすコレクションを中心に紹介する。縁起物としての素朴な魅力から、遊び心に満ちた意匠まで、宝船が育んだ文化的豊かさと人々の願いを感じ取ることができる展示である。また、会期中には学芸員によるミュージアムトークも行われ、作品の背景をより深く知る機会が提供される。








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