世田谷文学館開館30周年記念コレクション展「世田谷線100年間のものがたり」世田谷文学館

世田谷文学館開館30周年記念コレクション展「世田谷線100年間のものがたり」世田谷文学館

名称:世田谷文学館開館30周年記念コレクション展「世田谷線100年間のものがたり世田谷文学館
会期:2025年10月18日(土)~2026年3月31日(火)
会場:世田谷文学館1階展示室
開館時間:10:00~18:00(展覧会入場およびショップは17:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し翌平日休館)年末年始(12月29日~1月3日)
入場料:一般220円(割引180円)高校大学生170円(割引130円)65歳以上小中学生110円(割引90円)障害者手帳提示110円(割引90円・大学生以下無料・介添1名無料)
住所:〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10
TEL:03-5374-9111
URL:世田谷文学館

1925年、玉川電気鉄道(現・東急電鉄)
1925年、玉川電気鉄道(現・東急電鉄)

概要:
1925年に玉川電気鉄道の支線として誕生した世田谷線は、渋谷方面の本線廃止を経て、三軒茶屋~下高井戸間5.0kmを走る独立路線として100年を迎える。本展では、沿線に暮らした作家たちの生活と、文学作品に描かれた街の姿を照らし合わせながら、1925年から2025年までの世田谷線沿線の物語を紹介する。三軒茶屋、若林、上町、山下、松原、下高井戸など各地域に刻まれた個々の文学的風景を、多様な作品・記録・エピソードと共に辿る内容となる。また同時開催としてムットーニコレクション、ドナルドキーン展(Seeds in the Heart)も行われ、文学と都市の記憶が交差する特別な展示構成となる。

作家略歴(本展に関わる主要作家の概要):
林芙美子:1911年デビュー。「放浪記」で知られる昭和期の女性作家。若き日を三軒茶屋で過ごし、その生活経験が作品に反映された。
壺井栄:代表作「二十四の瞳」。庶民の生活を温かな視点で描き、三軒茶屋での共同生活が文学形成に影響を与えた。
平林たい子:プロレタリア文学に位置づけられる作家。若き日に三軒茶屋で文筆修業を重ねた。
川上未映子:現代日本文学を代表する作家の一人。『黄色い家』にて三軒茶屋周辺の共同生活を舞台として描いた。
海野十三:日本SFの先駆者。若林に長く暮らし、日記や作品の背景に世田谷の都市景観が現れる。
川上弘美:日常と寓話性が交錯する作風で知られる。ボロ市の風景を題材にした随筆を残した。
吉田篤弘:「月舟町」シリーズで知られ、その舞台のモデルに山下・松原周辺が重ねられている。
中原中也:詩人。下高井戸周辺の生活と心象を作品に映し出した。
三浦しをん:下高井戸周辺の街の息遣いを鋭く捉えた作品を著す現代作家。

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