「THE新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」神戸ファッション美術館

名称:「THE新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」神戸ファッション美術館
会期:2026年1月31日~2026年3月29日
会場:神戸ファッション美術館
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(2月23日は開館、2月24日は休館)
入場料:一般1000円、大学生・65歳以上500円、高校生以下無料
住所:〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
TEL:078-858-0055
URL:神戸ファッション美術館

渡邊庄三郎(1885–1962)は、明治以降衰退した浮世絵木版画の復興と、新時代の木版芸術「新版画」の創出に尽力した版元である。若くして浮世絵商に勤め、バレンによる摺りの質感に魅了されたことをきっかけに木版画の制作と研究へ進む。1909年には東京・京橋に渡邊版画店を開業し、浮世絵の販売と共に新たな木版画制作を推進した。

1915年頃からは外国人画家の作品の木版画化を試み、さらに鏑木清方門下の若い画家たちと協働し、高度な彩色や「ざら摺り」などの技巧を取り入れた新版画を制作。江戸以来の絵師・彫師・摺師の分業体制を継承しつつ、現代的な感性と高品質な材料を導入することで、国内外で大きな新版画ムーブメントを巻き起こした。

本展は渡邊木版美術画舗の協力により、初摺の貴重な渡邊版を中心に、渡邊庄三郎の挑戦と創意工夫の軌跡、そして新版画の革新的な魅力を紹介する。














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