熊谷榧展「つくる よろこび 描・彫・塑」豊島区立熊谷守一美術館

熊谷榧展「つくる よろこび 描・彫・塑」豊島区立熊谷守一美術館

名称:熊谷榧展「つくる よろこび 描・彫・塑」豊島区立熊谷守一美術館
会期:2026年1月8日~2026年2月22日
会場:豊島区立熊谷守一美術館 3Fギャラリー
開館時間:10:30~17:30(最終入場17:00)
休館日:月曜日
入場料:一般500円 高・大学生300円 小・中学生100円 小学生未満無料 障害者手帳提示100円(介助1名無料) ※3Fのみ観覧無料
住所:〒171-0044 東京都豊島区千早2-27-6
TEL:03-3957-3779
URL:豊島区立熊谷守一美術館


熊谷榧 カイラス北壁とヤク 2004年
熊谷榧 カイラス北壁とヤク 2004年

本展は、豊島区立熊谷守一美術館の創設者であり、貼り絵・油絵・彫刻・陶芸・石彫と多岐にわたる創作を90年以上続けた熊谷榧(1929–2022)の芸術を紹介するもの。熊谷榧は少女期、戦争による生活困窮から「芸術は不要」と感じて絵から離れたが、戦後に訪れた上高地の山景に強く心を動かされ、再び表現の道へ。美しい自然を残したいという衝動が、彼女を創作へと駆り立てた。

初期は自作の染色わら半紙による貼り絵、その後は耐久性の観点から油彩へと移行し、晩年に至るまで多くの油絵を描いた。また、父・熊谷守一の死後には陶芸・彫刻にも取り組み、2001年には石彫も開始。美術館入口の石像「いねむるモリ」は、父の姿を榧が刻んだ代表的作品である。

「造って造って造りまくった」と自ら語るように、平面から立体まで多彩な表現を生涯探究した熊谷榧。その創作の幅広さと熱量、「つくるよろこび」に満ちた作品世界を本展で堪能できる。

熊谷榧 かぼちゃたち 2015年
熊谷榧 かぼちゃたち 2015年
熊谷榧 千枚・悪沢・荒川岳(南)1957年
熊谷榧 千枚・悪沢・荒川岳(南)1957年
熊谷榧 ニャラムトンガラ峠
熊谷榧 ニャラムトンガラ峠
熊谷榧 無題 2020年
熊谷榧 無題 2020年
熊谷榧 こぶ牛 2004年
熊谷榧 こぶ牛 2004年
熊谷榧 いねむるモリ 2008年
熊谷榧 いねむるモリ 2008年
熊谷榧 山 2002年
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熊谷榧 生きる 1996年
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