はいからモダン袴スタイル 「女袴」の近現代」弥生美術館

マツオヒロミ「S女学院の優等生」 平成24年(2012)

名称:はいからモダン袴スタイル 「女袴」の近現代弥生美術館
会期:2026年1月3日(土)~2026年3月29日(日)
会場:弥生美術館
開館時間:10:00~17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(1月12日・2月23日は開館、1月13日・2月24日は休館)
入場料:一般1200円/大・高生1000円/中・小生500円(竹久夢二美術館と併せて観覧可、現金のみ)
住所:〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3
TEL:03-3812-0012
URL:弥生美術館

はいからモダン袴スタイル 「女袴」の近現代」弥生美術館
はいからモダン袴スタイル 「女袴」の近現代」弥生美術館

概要:
卒業式の定番スタイルとして浸透した女性の袴姿だが、その歴史には意外な変遷がある。袴はもともと宮中の女官装束に由来し、明治・大正期には女学生や小学生の通学服として定着した。一方で当初は男装的で「醜い」「国辱」と非難され着用禁止となった時期もあり、その後、襠のないスカート状の「女袴」が考案されたことで普及が進んだ。さらに教師・工女・医者・事務員・電話交換手など、長らく“働く女性”の装いとしても用いられ、活動性を備えたジェンダーレスな衣服でもあった。本展では、明治から現代までの絵画・写真・実物資料を通して、短い期間に開花した女学生袴のイメージと、その背後にある社会・教育・服飾史の変遷をひもとく。

花月「和風制服乙女 袴セーラー」 『現代創作和服 花月作品集』(KADOKAWA)掲載 令和3年(2021)
花月「和風制服乙女 袴セーラー」 『現代創作和服 花月作品集』(KADOKAWA)掲載 令和3年(2021)
高畠華宵「まがきの薔薇」 昭和2年(1927)
高畠華宵「まがきの薔薇」 昭和2年(1927)
榊原焦園「やへかすみ かえりみち」明治39年 (1906) (小池光雄氏蔵)
榊原焦園「やへかすみ かえりみち」明治39年 (1906) (小池光雄氏蔵)
男袴をはいた東京女子師範学校の生徒 明治10年(1877) お茶の水女子大学蔵
男袴をはいた東京女子師範学校の生徒 明治10年(1877) お茶の水女子大学蔵
女学生に扮した芸者の絵葉書 明治末~大正初期
女学生に扮した芸者の絵葉書 明治末~大正初期
竹久夢二「テニス」 大正4年(1915)
竹久夢二「テニス」 大正4年(1915)
高畠華宵「快歩」 大正15年(1926)
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鈴木武「おぐわんじつ」 大正11年(1922)
鈴木武「おぐわんじつ」 大正11年(1922)
大正末~昭和初期頃の女学生の装い
大正末~昭和初期頃の女学生の装い
高畠華宵「落葉の帰り路」 大正13年 (1924)
高畠華宵「落葉の帰り路」 大正13年 (1924)
大和和紀「はいからさんが通る」 昭和51年(1976) ©大和和紀/講談社
大和和紀「はいからさんが通る」 昭和51年(1976) ©大和和紀/講談社
高野文子「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」 昭和58年(1983) 
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松原秀典「桜舞」『サクラ大戦』 平成8年(1996) ?SEGA
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末次由紀「ちはやふる」 平成27年(2015) ©末次由紀/講談社
末次由紀「ちはやふる」 平成27年(2015) ©末次由紀/講談社
梶田半古『魔風恋風 前編』口絵 明治36年 (1903)
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マツオヒロミ「S女学院の優等生」 平成24年(2012)
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