「有職御人形司 伊東久重三代展 つなぐ・技とこころ」セイコーハウス銀座ホール

  • 2025/12/19
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久重 「燦々」(高さ37cm)

名称:「有職御人形司 伊東久重三代展 つなぐ・技とこころ」セイコーハウス銀座ホール
会期:2026年1月15日(木) 〜 2026年1月25日(日)
開館時間:11:00-19:00 最終日は17:00まで
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール

久重
「瑞祥」(高さ43cm)
久重
「瑞祥」(高さ43cm)

当代十二世 伊東久重氏による和光では3年ぶり14回目の展覧会「有職人形司 伊東久重三代展 つなぐ・技とこころ」を開催いたします。
江戸時代中期より京都で代々御所人形を制作している有職御人形司 伊東家。一子相伝にて継承される御所人形は、桐材を用いた木彫法、艶やかな白い肌、そして愛らしい三頭身の姿が特徴です。
今展では、当代十二世 伊東久重氏、庄五郎氏、大知氏の伊東家三代に渡る作り手たちが各々想い描く美の表現が一堂に会します。
当代の久重氏は、格調高い御所人形を中心に、胡粉高盛金彩絵の飾筥や装飾作品、長男の庄五郎氏は御所人形に加え、しらたま、掌で愛でたくなるようなちびたま、胡粉高盛金彩絵の立体を、孫の大知氏は日本画を出品します。
三者三様、時代と世代を受け継ぐ京の雅やかな世界を、この機会にぜひご高覧ください。
「有職人形司 伊東久重三代展 つなぐ・技とこころ」に寄せて 十二世 伊東久重
このたび銀座・和光で私と息子庄五郎、孫大知の三代展を開催させていただくことになりました。和光での個展は14回目となりますが今回は初めての三代展ということで、喜んでおりますと同時に大変緊張いたしております。
令和元年に久重十三世嗣として後嗣名「庄五郎」を襲名した息子は300年の伝統の技の研鑽を積み重ねながら新しい作品も作り上げています。孫の大知は現在京都市立芸術大学で日本画を専攻いたしております。人形の顔描きは筆づかいが重要なので日本画が得意な孫に大きな期待を寄せています。
「つなぐ・技とこころ」、有職御人形司 伊東家の三者三様の作品作りにかける熱い思いをご高覧いただければ幸いでございます。
【ギャラリートークのご案内】
1月17日(土) 14:00~  伊東久重氏
1月24日(土) 14:00~  伊東庄五郎氏・大知氏

庄五郎
「しらたま雛」(高さ14cm)
庄五郎
「しらたま雛」(高さ14cm)
大知
「碧」(33.3×24.2cm)
大知
「碧」(33.3×24.2cm)


【略歴】十二世 伊東久重
1944年京都府に生まれる
同志社大学在学中より人形作りを始める
1978年有職御人形司 十二世 伊東久重を継承
主な個展
セイコーハウスホール、京都髙島屋美術画廊、大阪髙島屋美術画廊、北村美術館四君子苑、虎屋京都ギャラリー
主な展覧会
科学万博日本歴史館、佐川美術館、美術館「えき」KYOTO、京都髙島屋グランドホール、日本橋髙島屋本館ホール、インターコンチネンタルウィーン、インターコンチネンタルマドリード
現在
(一財)伝統文化保存協会理事長
(一財)不審菴理事
伊東庄五郎
1971年十二世 伊東久重の長男として京都府に生まれる
幼少の頃より御所人形制作の基本である粗彫りを始める
大学卒業後、十二世 久重のもと御所人形師の道に入る
2005年和光ホールにて最初の作品を発表
2010年和光ホールにて初個展。以後、各地で個展を開催
2019年久重十三世嗣として後嗣名「庄五郎」を襲名
現在
同志社女子大学非常勤講師
伊東大知
2003年伊東庄五郎の長男として京都府に生まれる
2022年京都市立銅駝美術工芸高等学校 美術工芸科日本画専攻卒業
京都市立芸術大学 美術学部美術科入学
現在 京都市立芸術大学 美術学部美術科日本画専攻4回生

久重 「燦々」(高さ37cm)
久重
「燦々」(高さ37cm)

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