「彫刻60年 鈴木吾郎展 悠久を舞う」本郷新記念札幌彫刻美術館

「彫刻60年 鈴木吾郎展 悠久を舞う」本郷新記念札幌彫刻美術館

名称:「彫刻60年 鈴木吾郎展 悠久を舞う」本郷新記念札幌彫刻美術館
会期:2023年4月29日(土・祝)〜2023年8月27日(日)
会場:本郷新記念札幌彫刻美術館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 7月18日(火)
   ※ただし、7月17日(月)は開館
観覧料:一般 600円(500円)
   65歳以上 500円(400円)
   高校・大学生 400円(300円)
   中学生以下 無料
   ※( )内は10名以上の団体料金
住所:〒064-0954 北海道札幌市中央区宮の森4条12丁目1−41
TEL:0116425709
URL:本郷新記念札幌彫刻美術館

20世紀の女 2000年 テラコッタ 70×33×36cm 札幌芸術の森美術館蔵 撮影:井上浩二
20世紀の女 2000年 テラコッタ 70×33×36cm 札幌芸術の森美術館蔵 撮影:井上浩二

北海道の彫刻を紹介していく本郷新記念札幌彫刻美術館の活動の一環として、小樽を拠点に制作を続ける鈴木吾郎(1939~)の展覧会を開催します。
北海道学芸大学札幌分校(現・北海道教育大学札幌校)卒業を出発点とする彼の彫刻家としての歩みは60年を超えます。一貫して具象による人体像を追求してきましたが、特に1980年以降はテラコッタによる女性像を数多く手掛けています。そこには、温もりさえ感じられる焼き土の色と肌合とともに、柔らかに屈曲した姿態や交差する腕や脚、端麗に伸びる指先など、繊細で軽やかな比類なき表現を見ることができます。それは、西洋的な具象表現を取り入れつつ、土器や埴輪にも通じる素朴な技法のなかに凛とした東洋的精神の発露を求め、生まれてきたものなのです。
本展では、初期から現在に至る60年の制作活動を5章に分け、彫刻・素描約50点でたどります。また、道内各地に設置した約60点の公共彫刻もパネルで紹介します。さらに、インタビュー映像上映や関連事業を通じて、小樽潮陵高等学校や札幌西高等学校などでの美術教諭としての側面をはじめ、鈴木吾郎の世界に多角的に迫ります。

風髪'80 1980年 テラコッタ 90×40×37cm 市立小樽美術館蔵
風髪’80 1980年 テラコッタ 90×40×37cm 市立小樽美術館蔵
少女ASYURA 1997年 ブロンズ 98×120×35cm 作者蔵
少女ASYURA 1997年 ブロンズ 98×120×35cm 作者蔵
よみがえる光 2003年 テラコッタ 18×50×20cm 札幌芸術の森美術館蔵
よみがえる光 2003年 テラコッタ 18×50×20cm 札幌芸術の森美術館蔵
瞑 2007年 テラコッタ 37×19×27cm 作者蔵
瞑 2007年 テラコッタ 37×19×27cm 作者蔵
瞑 2007年 テラコッタ 37×19×27cm 作者蔵
瞑 2007年 テラコッタ 37×19×27cm 作者蔵
女の背中 1981年 木炭・紙 65×50cm 作者蔵
女の背中 1981年 木炭・紙 65×50cm 作者蔵
子供の情景・小学生と母 1979年 FRP・木 105×182×183cm 市立小樽美術館蔵
子供の情景・小学生と母 1979年 FRP・木 105×182×183cm 市立小樽美術館蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る