名称:「手紙魔 寺山修司 - 魂のキャッチボール ー」三沢市寺山修司記念館
会期:2023年4月18日〜2023年10月29日
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日) ※会期中の月曜のうち、5月1日、7月17日、8月7日・14日・21日、9月18日、10月9日は開館 。7月18日、9月19日、10月10日は火曜ですが振替で閉館します。
会場:三沢市寺山修司記念館
入場料:一般個人 550円(常設展330円+企画展220円)
一般団体 440円(20名以上)
高大生 110円
小中学生 60円
※土曜日は、小中学生無料
住所:〒033-0022青森県三沢市三沢淋代平116-2955
TEL:0176-59-3434
URL:三沢市寺山修司記念館
中学・高校時代、実母と遠く離れて暮らした寺山にとって、母は手紙のなかの人でした。十代半ばから青年期にかけて続いた恩師との文通、全国の高校生俳人たちとの交流、売れっ子女優だった九條映子へのラブレター、晩年に発行していた「ニュースレター」など、膨大な数の手紙を書いています。極めつけは海外から自分自身に出した葉書。寺山は筋金入りの手紙魔でした。
他にも、『盲人書簡』と題した演劇や郵便を使った『書簡演劇』という演目、絵葉書に擬態させた写真作品群など、しばしば手紙をテーマに創作しました。谷川俊太郎さんと映像で交わした往復書簡、『ビデオ・レター』という最晩年の作品もあります。
近年、当館に寄せられる寄贈資料の大半は、寺山が送った手紙です。生前の寺山が書き送り、あちこちに散らばっている手紙が、没後40年を経た今、“配達”されてくるのです。海外から東京の自分宛てに手紙を書き、「アリバイづくり」を行っていた寺山。彼はまだこの世界のどこかにいて、気まぐれに手紙を送ってくる、そんな錯覚を覚えます。
みんなが行ってしまったら わたしは一人で手紙を書こう
言葉のキャッチボール、対話を大事にした寺山の創作の真髄がここにあります。
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