「1950-1970年代の絵本 絵本画家いわさきちひろ」安曇野ちひろ美術館

いわさきちひろ 手紙をポストに入れる男の子 『ひとりでできるよ』(福音館書店)より 1956年

名称:「1950-1970年代の絵本 絵本画家いわさきちひろ」安曇野ちひろ美術館
会期:2023年6月3日(土)~2023年9月3日(日)
会場:安曇野ちひろ美術館
時間:10:00~17:00(8月は9:00~17:00)
休館日:水曜日 ※祝休日開館、翌平日休館
   ※8月は無休
観覧料:大人 900円
   高校生以下 無料
   団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生の方は700円
   障害者手帳提示の方、介添えの方1名まで無料
   年間パスポート3000円
住所:〒399-8501長野県北安曇郡松川村西原3358-24
TEL:0261-62-0772
URL:安曇野ちひろ美術館

いわさきちひろ カーテンにかくれる少女
『あめのひのおるすばん』(至光社)より 1968年
いわさきちひろ カーテンにかくれる少女 『あめのひのおるすばん』(至光社)より 1968年

いわさきちひろが絵本を描いた1950年代から1970年代は、日本の絵本が大きく花開いていった時代でした。
第二次世界大戦の敗戦後、欧米の優れた絵本が紹介されるようになり、日本でも一冊すべてをひとりの画家が描く絵本への模索が始まりました。戦前からの子どもの本の主流であった「絵雑誌」で童画家として活躍していたちひろも、1957年に初めての絵本『ひとりでできるよ』を出版します。
1960年代からの高度経済成長とともに絵本の出版は増加し、絵本は黄金時代を迎えます。1960年代半ばには、ちひろの仕事の中心も絵本に移り、新しい絵本の可能性を求めて1冊ごとに新たな挑戦を続けました。1968年には、自分で文章も手がけた初めての絵本『あめのひのおるすばん』を出版、当時の主流であった物語絵本とは違う「感じる絵本」という新たなジャンルも切り拓きました。
本展では、ちひろの代表的な絵本を、ちひろ自身や当時の編集者のことば、資料とともに、時代を追って紹介します。
1950年代から1970年代の日本の絵本の隆盛期に、新しい絵本の可能性を求めて絵本づくりに取り組んだ絵本画家いわさきちひろの仕事をご覧ください。

いわさきちひろ りゅうに乗る男の子 
『りゅうのめのなみだ』(偕成社)より 1965年
いわさきちひろ りゅうに乗る男の子  『りゅうのめのなみだ』(偕成社)より 1965年
いわさきちひろ そっぽを向く少女 
『となりにきたこ』(至光社)より 1970年
いわさきちひろ そっぽを向く少女  『となりにきたこ』(至光社)より 1970年
いわさきちひろ 戦火のなかの少女
『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)より 1973年
いわさきちひろ 戦火のなかの少女 『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)より 1973年
いわさきちひろ くちもとに指をそえた少女
『あめのひのおるすばん』(至光社)より 1968年
いわさきちひろ くちもとに指をそえた少女 『あめのひのおるすばん』(至光社)より 1968年
いわさきちひろ 手紙をポストに入れる男の子 『ひとりでできるよ』(福音館書店)より 1956年
いわさきちひろ 手紙をポストに入れる男の子 『ひとりでできるよ』(福音館書店)より 1956年

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