樋口佳絵 「それはクラッカーを合図にして。」ギャラリー ターンアラウンド

樋口佳絵 「それはクラッカーを合図にして。」ギャラリー ターンアラウンド

名称:樋口佳絵 「それはクラッカーを合図にして。」ギャラリー ターンアラウンド
会期:2023年5月31日(水)~2023年6月11日(日)
開館時間:11:00 〜 19:30 日曜日は17:00まで
休館日:月曜日
入場料:無料
会場:ギャラリー ターンアラウンド
住所:〒980-0805 宮城県仙台市青葉区大手町6-22 久光ビル1F
TEL:022-398-6413
URL:ギャラリー ターンアラウンド

このたび、仙台市出身・在住の画家、樋口佳絵の個展を開催致します。
地元大学を卒業後も仙台を拠点に画家として活動を続け、近年は装画や絵本原画など”本”にまつわる作品発表の場も増えています。
主にテンペラと油彩の混合技法で描かれる子供の姿と広がる背景からは、幼少期に抱いた感覚や、続く違和感のようなものが思い起こされます。それらの曖昧な感情をぼんやりとそのままに、少し怖ろしく、時に滑稽に描き出されることで、ある瞬間を共有できることが樋口作品の魅力のひとつではないでしょうか。
本展では、パーティーなどで使用する”クラッカー”が多く描かれています。華やかな意味合いを感じますが、絵の中でそれを鳴らす子供はどこか浮かない表情です。一般的な意味づけが、現実には必ずしもそうではないという、現代社会でも度々感じるモヤモヤとした不思議な空気感や温度差。
それらを吹き飛ばすように鳴らすクラッカーの音を合図に、何かが切り替わり、それぞれが進む機会になればと思います。
また、今回はサテライト会場として、東西線で繋がる若林区荒井の「イグーネ荒井」でも装画を担当した書籍や原画の一部、ドローイング作品などを展示します。
地域交流と、地元アーティストの活動を広く知っていただく機会になれば幸いです。ホワイトキューブとカフェ、それぞれの空間と共鳴する作品群を是非ご覧ください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る