名称:「瀬戸市美術館収蔵 北川民次コレクション全員集合!」瀬戸市美術館
会期:22023年6月3日(土)~2023年7月30日(日)
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:6月13日・7月11日は休館
入場料:一般 500円、大学生・高校生 300円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳提示 無料
会場:瀬戸市美術館
住所:〒489-0884愛知県瀬戸市西茨町113-3瀬戸市文化センター内
TEL:0561-84-1093
URL:瀬戸市美術館
北川民次(1894~1989)は静岡県に生まれ、早稲田大学商学部予科を中退したのち、1914年に20歳でアメリカへと渡ります。ニューヨークにあるアート・ステューデンツ・リーグに通い、そこで絵画の基礎を学びました。1921年にはメキシコに移り、メキシコ市近郊のトラルパムや、タスコの野外美術学校で児童美術教育に打ち込むとともに、自身の絵画の制作に励みます。そして、1936年に帰国、翌年の二科展にメキシコの人物や風俗を題材とした作品を出展し、会員に推挙されます。戦時中には妻の実家がある瀬戸市に疎開し、以降瀬戸市にアトリエを構え、瀬戸の風景や陶工などを題材とした作品を意欲的に制作します。1978年には二科会会長に就任するなど、北川民次は熱心な教育者であり日本画壇を牽引した日本を代表する洋画家でもありました。
当館では、北川民次の作品をメインコレクションのひとつに据えて収集しており、定期的に展覧会を開催しています。2019年に開催した「没後30年 市民が愛した北川民次」展は、市民の方々から北川民次作品を募り展示する試みでしたが、数多くの方からご出品いただき、北川民次が瀬戸市民に本当に愛されていたことを再認識する機会となりました。加えて、この展覧会をきっかけとして多くの作品をご寄贈いただきました。
この度、ご寄贈頂いた作品を含め北川民次の収蔵作品が約160点に達したことから、「北川民次コレクション全員集合!」と題し、瀬戸市美術館に収蔵している北川民次作品を余すところなく、すべて展示いたします。油絵・版画・水彩・絵付された陶磁器など、さまざまな技法により表現された北川民次の世界観を、堪能していただける展覧会となっております。
瀬戸市の宝であり誇りである北川民次の芸術を、一層深く感じていただける機会となれば幸いです。
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