原田裕規「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」日本ハワイ移民資料館

原田裕規「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」日本ハワイ移民資料館

名称:原田裕規「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」日本ハワイ移民資料館
会期:2023年6月20日(火)~2023年7月9日(日)
開館時間:9:30 〜 16:30
休館日:月曜日 月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 400円、中学生・小学生 200円
会場:日本ハワイ移民資料館
主催:周防大島地人協会 / 協賛:大島国際交流協会
後援:周防大島町教育委員会、一般社団法人周防大島観光協会
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団
   公益財団法人エネルギア文化・スポーツ財団
   公益財団法人きょうと視覚文化振興財団
協力:泊清寺/キュレーション:塚本麻莉(高知県立美術館主任学芸員)
住所:〒742-2103 山口県大島郡周防大島町西屋代上片山2144
TEL:0820-74-4082
URL:日本ハワイ移民資料館

原田裕規「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」日本ハワイ移民資料館
原田裕規「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」日本ハワイ移民資料館

原田は2019年以降断続的にハワイに滞在し、自らの出身地である山口や広島から海を渡った「ハワイ移民」の歴史をリサーチしてきました。本展で発表する《Shadowing》は、ハワイの日系アメリカ人をモデルに作成したCGの「デジタルヒューマン」に扮した作家が、日系人に伝わる民間伝承に基づくさまざまなエピソードを語るという映像作品です。
「やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」という展覧会名は、民俗学者・宮本常一(周防大島出身)の著書『忘れられた日本人』所収の聞書「梶田富五郎翁」からの引用。昭和25年に宮本が対馬で出会った周防大島出身の老人、梶田翁の台詞です。対馬で村を拓いたという翁の人生の実感が集約されたこの言葉には、前進する人間の性(さが)を肯定する宮本のまなざしが内包されています。
周防大島をはじめとする各地からハワイへと渡った人々は、多くの困難を乗り越えて現地で社会を築き、ピジン英語に代表されるトランスナショナルな文化を形成するに至りました。そのような彼 / 彼女らの歩みに、人間の力強い本性(ほんせい)を見出した原田は、梶田翁-宮本の象徴的な台詞を展覧会名に据えることで、自作に新たな文脈を呼び込みます。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る