名称:「栃木ゆかりの版画家 三浦麻梨乃展」鹿沼市立川上澄生美術館
会期:2023年6月21日(水)~2023年9月3日(日)
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日;月曜日
7月17日は開館
7月18日は休館
入場料:無料
会場:鹿沼市立川上澄生美術館
住所:〒322-0031栃木県鹿沼市睦町287-14
TEL:0289-62-8272
URL:鹿沼市立川上澄生美術館
作者のことば
くすぐったくなるような遊び心のある世界が大好きです。
私が描く世界は予測不能な小動物の仕草や行動に人間社会の縮図を見出しながら表現する「ささやかな幸せ」を感じる物語です。小さな生物たちが案内人となり、日々思い浮かんだ気持ちや感覚を大切にしようという願いを込めて銅版画を刻み続けています。
今回はライフワークとしている「銅版画で童心にカエル」シリーズ、「カエル」が主人公の作品を発表します。銅版画で初めて描いた動物がカエルでした。表現の道に迷っていた大学生の時に銅版画と出会い、幼少期より身近に触れ合っていた好きな生物、カエルが描く事の楽しさに再び手を差し伸べてくれました。
銅版画の点と線で丁寧に世界を紡ぐ表現は、じっくりと一つの事にとりくむ無邪気な心を取り戻してくれます。画面下に記されるタイトルは言葉と親和性がある版画ならではの楽しみです。見る人の心に寄り添うキャッチフレーズとして毎回ユーモアをもたせて考えています。
遊び心を持って生活の中にささやかで楽しい事を見つけ出す。その積み重ねが心を潤わせ、幸せをひきよせると感じています。
身近に在る豊かさを楽しむ心「童心にかえる時間」を楽しんで頂けたら幸いです。
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