特別展「いぬねこ彩彩 ―東アジアの犬と猫の絵画―」大和文華館

特別展「いぬねこ彩彩 ―東アジアの犬と猫の絵画―」大和文華館

名称:特別展「いぬねこ彩彩 ―東アジアの犬と猫の絵画―」大和文華館
会期:2023年10月7日(土)~2023年11月12日(日)
   ※一部展示替えあり
前期:10月7日(土)~ 10月22日(日)
後期:10月24日(火)~ 11月12日(日)
会場:大和文華館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、10月10日(火)
   ※ただし10月9日(月・祝)は開館
観覧料:一般 950円
   高校・大学生 730円
   小学・中学生 無料
   ※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
   ※「障がい者手帳」をお持ちの方と同伴者1名2割引

住所:〒631-0034奈良県奈良市学園南1-11-6
TEL:0742-45-0544
URL:大和文華館

重要文化財
萱草遊狗図 伝毛益筆
重要文化財 萱草遊狗図 伝毛益筆

人間にとって親しみ深い動物である犬と猫は、東アジアでは古くから絵画のモチーフとしても人気を博しました。それらは、必ずしも心を憩わせる愛らしい姿のみを求められて生まれたのではなく、日々の幸福への祈り、異国への憧れ、権威の象徴、社会風刺などといった、人間の様々な思いを託されることで、しばしば描かれてきたのです。
本展観では、中国、朝鮮半島、日本における、12~20世紀に制作された犬図・猫図を通して、東アジアにおける多彩な動物画の一様相を紹介します。各地域の歴史・文化のもとで育まれた犬と猫のモチーフは、それぞれが独特な趣を備えています。
しかしながら、それらを一堂に集めたとき、個々のモチーフや表現などに共通するものがあると気づかされます。それらは、東アジアにおける文物の受容史を物語るとともに、先述したような様々な背景のもと、時に選択的に用いられました。また犬と猫をより活き活きと、魅力的に表したいという画家の創意工夫、あるいはそれを求める鑑賞者の声などにも答えながら、発展していったと考えられるのです。
重要文化財5件、重要美術品1件を含む、計63件の犬と猫にまつわる絵画作品を通して、東アジアで花開いた豊かな動物画の世界を、どうぞお楽しみください。

重要文化財 蜀葵遊猫図 伝毛益筆
重要文化財 蜀葵遊猫図 伝毛益筆
老圃秋容図 沈南蘋筆 中国・清時代 静嘉堂文庫美術館蔵
(画像提供:[公財]静嘉堂/DNPartcom)
老圃秋容図 沈南蘋筆 中国・清時代 静嘉堂文庫美術館蔵 (画像提供:[公財]静嘉堂/DNPartcom)
驚艶図 徐悲鴻筆 中国・民国時代 京都国立博物館蔵
驚艶図 徐悲鴻筆 中国・民国時代 京都国立博物館蔵
花下遊狗図 李巌筆 朝鮮・朝鮮王朝時代 日本民藝館蔵
花下遊狗図 李巌筆 朝鮮・朝鮮王朝時代 日本民藝館蔵
時雨狗子図 円山応挙筆 日本・江戸時代 府中市美術館蔵
時雨狗子図 円山応挙筆 日本・江戸時代 府中市美術館蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る