名称:40周年特別展「あそび、たたかうアーティスト 池田龍雄」佐賀県立博物館・美術館
会期:2023年9月6日(水)〜10月29日(日)
会場:佐賀県立博物館・美術館
観覧料金:当日一般1,000円
休館日:月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
住所:〒840-0041佐賀県佐賀市城内1-15-23
TEL:0952-24-3947
URL:佐賀県立博物館・佐賀県立美術館
池田龍雄(1928~2020)は伊万里市二里町に生まれ、92歳で没するまで精力的に創作活動を続け、アートシーンの第一線で活躍した。池田の約70年にわたる画業を振り返る、故郷佐賀で初めての回顧展を下記のとおり開催する。
池田は15歳で海軍航空隊に入り、特攻隊の訓練中に終戦を迎えた。その後、美術を志し上京した池田は、より実験的で大胆な表現を求めるアヴァンギャルド(前衛)芸術に心ひかれ、画家・岡本太郎をはじめ、文学、音楽、映画等様々な表現者たちと知り合いながら、自身の表現を追求していった。社会の矛盾や不条理を鋭くかつユーモアたっぷりにあぶり出すペン画シリーズをはじめ、生命や宇宙のイメージを神秘的に描き出した「BRAHMAN(ブラフマン)」、廃材を利用した不思議なかたちのオブジェ(立体作品)など、その作品は実に多彩だ。池田はアーティストとして生きることは「たたかい」―「闘い」であり、同時にアートは「あそび」であると語っている。人の心と精神の自由を形にする「あそび」であるアートを、池田は厳しい生活と表現方法との苦闘の中で生み出していった。
本展では、戦後、現代の日本の美術界を代表するアーティストの一人として、今なお大きな存在感を放ち続ける池田龍雄の生涯、その「あそび」と「たたかい」の軌跡を御紹介する。
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