「原勝四郎展 南海の光を描く」和歌山県立近代美術館

「原勝四郎展 南海の光を描く」和歌山県立近代美術館

名称:「原勝四郎展 南海の光を描く」和歌山県立近代美術館
会期:2023年10月7日(土)~2023年12月3日(日)
会場:和歌山県立近代美術館
展示室:1階展示室
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、10月10日(火)
   ※ただし10月9日は開館
観覧料:一般 800円(640円)
   大学生 500円(400円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
   ※高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
   ※10月28日(土)、11月25日(土)は「紀陽文化財団の日」(第4土曜日)により大学生無料
   ※11月18日(土)、11月19日(日)は「関西文化の日」により無料
   ※11月22日(水)は「ふるさと誕生日」により無料
   ※12月3日(日)は無料観覧日
住所:〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
TEL. 073-436-8690
URL:和歌山県立近代美術館

「原勝四郎展 南海の光を描く」和歌山県立近代美術館
「原勝四郎展 南海の光を描く」和歌山県立近代美術館

原 勝四郎(はら かつしろう/ 1886–1964)は、現在の和歌山県田辺市に生まれた画家です。絵画を学ぶため、東京、そしてヨーロッパにも赴きますが、帰国後は郷里に戻り、生地に隣接した現在の白浜町で家族と暮らしながら、絵を描き続けました。
原が描いたのは、明るく美しい田辺や白浜の風景と、そこに暮らす妻と子と自分の姿、そしてバラの花を主とする静物です。のびやかで力強い筆致と鮮やかな色彩による画面は心地良く、その生き生きとした作品の持つ力は、没後半世紀を経た今でも色あせず、見る者を魅了します。
原を画家として開花させ、その活動を支えたのは紀南の風土と人びとでした。明るい光に満たされたこの地の風景と向き合うなかで、原は自らの表現を作り上げ、その作品を愛した人びとが、画家の存在を見守り続けました。
この度の展覧会は、今も多くの人びとから愛され続ける画家の生涯をたどる、半世紀ぶりの大規模な回顧展として、和歌山県内のふたつの美術館が共同で開催します。和歌山県立近代美術館では、各時代の主要な作品を通して、その画業を通観できるよう展示を構成します。田辺市立美術館では、同じく絵を描いた兄や弟、また地元で交流のあった芸術家たちについても触れ、その生きた時代の地域における芸術活動についても紹介します。
両館での展示を通して、地方にありながら日本の近代美術に大切な足跡を残した画家の生涯と時代とを、ご覧いただきます。

原勝四郎《風景》1921年 田辺市立美術館蔵
原勝四郎《風景》1921年 田辺市立美術館蔵
原勝四郎《風景》1931年 公益財団法人 脇村奨学会蔵
原勝四郎《風景》1931年 公益財団法人 脇村奨学会蔵
原勝四郎《母子像》1930年 田辺市立美術館蔵
原勝四郎《母子像》1930年 田辺市立美術館蔵
原勝四郎《バラ》1933年頃 田辺市立美術館蔵
原勝四郎《バラ》1933年頃 田辺市立美術館蔵
原勝四郎《画工像》1932年 和歌山県立近代美術館蔵
原勝四郎《画工像》1932年 和歌山県立近代美術館蔵
原勝四郎《静物》1935年 美浜町立和田小学校蔵
原勝四郎《静物》1935年 美浜町立和田小学校蔵
原勝四郎《休息》1943年頃 個人蔵
原勝四郎《休息》1943年頃 個人蔵
原勝四郎《海岸風景》1938年 大阪中之島美術館蔵
原勝四郎《海岸風景》1938年 大阪中之島美術館蔵
原勝四郎《小湾》1940年 和歌山県立近代美術館蔵
原勝四郎《小湾》1940年 和歌山県立近代美術館蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る