「ライトアップ木島櫻谷― 四季連作大屏風と沁みる生写し」泉屋博古館東京

名称:「ライトアップ木島櫻谷― 四季連作大屏風と沁みる生写し」泉屋博古館東京
会期:2024年3月16日(土)~2024年5月12日(日)
会場:泉屋博古館東京
時間:11:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
   ※金曜日は19:00まで開館
   (最終入館時間 18:30)
休館日:月曜日 
   ※祝日の場合は開館、翌平日休館
観覧料:一般 1,000円(800円)
   高大生 600円(500円)
   中学生以下 無料
   ※20名様以上の団体は( )内の割引料金
   ※障がい者手帳呈示の方は本人および同伴者1名まで無料
住所:東京都港区六本木1-5-1
TEL:03-5400-6900
URL:泉屋博古館東京

「ライトアップ木島櫻谷― 四季連作大屏風と沁みる生写し」泉屋博古館東京
「ライトアップ木島櫻谷― 四季連作大屏風と沁みる生写し」泉屋博古館東京
木島櫻谷《柳桜図(左隻)》大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《柳桜図(左隻)》大正6年(1917)泉屋博古館東京

大正6年に大阪天王寺の茶臼山に竣工した住友家本邸を飾るために描かれた木島櫻谷の「四季連作屏風」を全点公開。上質な金地にそれぞれ季節の花を趣向を変えて描いた高さ180センチにもなるこの四双の大屏風は、制作途中で新聞に報じられるほど、当時世間の耳目を集めていました。
大正期の櫻谷は、独特な色感の絵具を用いたり、顔料を厚く盛り上げ、筆跡を立体的に残し油彩画のような筆触に挑戦しています。そのために櫻谷は、“技巧派”とか“大正の呉春”とか、“最後の四条派”などと称されましたが、櫻谷の真骨頂は、それに収まらない極めて近代的なもので、古典画題に時代を超越する現代性を与え、リアルな人間的な感情を繰り込んでいます。
絵の中の花鳥動物たちは櫻谷の筆を通して息を吹き返し、生き生きと輝きはじめ、とりわけ、動物が折節にみせる豊かな表情が観る者の心に沁みます。江戸時代中期京都で生まれた円山四条派の代表的な画家たちによる花鳥画表現を併せて紹介することで、櫻谷の「生写し(しょううつし)」表現の特質をライトアップします。

木島櫻谷《柳桜図(右隻)》大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《柳桜図(右隻)》大正6年(1917)泉屋博古館東京
幸野楳嶺《蔬果図額》明治20年(1887)頃 泉屋博古館東京
幸野楳嶺《蔬果図額》明治20年(1887)頃 泉屋博古館東京
木島櫻谷《菊花図》大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《菊花図》大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《雪中梅花》大正7年(1918)泉屋博古館東京
木島櫻谷《雪中梅花》大正7年(1918)泉屋博古館東京
木島櫻谷《獅子虎図屏風》(右隻) 明治37年(1904)個人蔵
木島櫻谷《獅子虎図屏風》(右隻) 明治37年(1904)個人蔵
木島櫻谷《柳桜図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《柳桜図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《柳桜図》(右隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《柳桜図》(右隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《燕子花図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《燕子花図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《燕子花図》(右隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《燕子花図》(右隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
木島櫻谷《獅子虎図屏風》(左隻) 明治37年(1904)個人蔵
木島櫻谷《獅子虎図屏風》(左隻) 明治37年(1904)個人蔵
森一鳳《猫蝙蝠図》江戸時代・19世紀 泉屋博古館
森一鳳《猫蝙蝠図》江戸時代・19世紀 泉屋博古館
木島櫻谷《双鹿図》明治30年代 個人蔵
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円山応挙《双鯉図》江戸・天明2年(1782)泉屋博古館
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木島櫻谷《葡萄栗鼠》(部分)大正時代・20世紀 泉屋博古館東京
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亀岡規禮《牡丹孔雀図》江戸時代・18-19世紀 泉屋博古館
亀岡規禮《牡丹孔雀図》江戸時代・18-19世紀 泉屋博古館
《木造毘沙門天立像》 平安時代後期・12世紀 泉屋博古館
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