名称:企画展「マラッカを越えて極東アジアへ-ポルトガル地図学の16世紀」國學院大學博物館
会期:2023年11月25日(土)〜2024年2月12日(月)
会場:國學院大學博物館
開館時間:10時~18時(最終入館17時30分)
入館料:無料
※本学の学生だけでなく、どなたでも入館無料でご利用いただけます。
休館日:毎週月曜日(祝日及び2月12日は開館)、年末年始(12月25日~1月5日)、1月13日(土)・14日(日)、2月2日(金)
住所:〒150-8440東京都渋谷区東四丁目10−28 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター(AMC)地下1階
TEL:03-5466-0359
URL:國學院大學博物館
マレー半島の南に位置する東西交通の要衝、マラッカ。インド航路の発見に次いで、1511年マラッカ王国を占領したポルトガルは、ここを拠点として、西洋人にとっては未知の空間であった極東の海へと船を進めます。このマラッカでポルトガル人は、この港に様々な財貨をもたらすレキオスに出会いました。当時、レキオス、すなわち琉球人は、朝鮮半島からマラッカまでのシナ海一帯を圏域とする中継貿易に従事していたのです。以後約一世紀にわたりポルトガルは、琉球と日本にむけて航海を重ね、その成果に基づいて極東の地図を順次改訂してゆきました。
ポルトガルはこれらの最新地図を秘匿しましたが、他王家の求めに応じて複写された地図類やアトラスが一点限りの手稿本の形で今日に伝わりました。実物を見る機会が限られたこれらの地図も、近年のデジタル技術を駆使して製作された高精細のレプリカによって細部を観察することが可能となりました。今回の展示では、國學院大學図書館が収集してきた16世紀ポルトガル製地図をはじめとする欧州製地図レプリカの展示を通じて、描かれた極東像と琉球・日本認識の変遷をたどります。
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