名称:「浮世絵いろは」北斎館
会期:2023年11月18日(土)〜2024年1月14日(日)
開館時間:午前9時から午後5時まで(最終入館は午後4時30分まで)
料金:大人1,000円 高校生500円 小中学生300円
休館日:会期中無休
会場:北斎館
住所:〒381-0201長野県上高井郡小布施町小布施485
TEL:026-247-5206
URL:北斎館
本展覧会は、北斎の絵手本『北斎漫画』の中に描かれた約4千にも及ぶ図をいろは順にご紹介し、北斎の多種多様な画題と創造力を感じていただくものです。 生涯で3万点以上の作品を制作したとも伝えられる北斎は数多くの作品を生み出し、森羅万象を描く絵師として名を残しました。なかでも、北斎の代表作の一つである『北斎漫画』は、世の中のありとあらゆるものが描かれた絵の百科事典とも言えます。人物や動植物、建物、風景はもちろん、風などの目に見えない自然現象や、幽霊や妖怪といった伝説上の生き物までも含まれており、見る人たちを楽しい世界に連れて行ってくれます。
『北斎漫画』は、1814年から1878年にかけて刊行された、弟子に絵の描き方を教えたり、職人のための図案画集として作られた絵手本です。文化9年(1812)、北斎は53歳の時に名古屋の門人・牧墨僊のもとを訪れ、その滞在中に半紙約3百枚分もの絵を描きました。2年後、それらの絵は名古屋の版元・永楽屋東四郎により『伝神開手 北斎漫画』として刊行されました。以降、次々と続編が作られ、初編刊行から1849年の没後も刊行され、明治11年(1878)の15編刊行まで続きました。
北斎漫画の図には北斎ならではの創造力や洒落が表されています。袋に寄りかかって居眠りをする布袋や変顔をする達磨、曲芸をする天狗、さらには北斎が旅先で見た風景をもとにして描いたと思われる風景画もあります。本展では、北斎の巧みな筆づかいとユニークなアイデアがつまった図の数々を紹介します。時代を超えて人々を魅了する北斎漫画の世界をじっくりとお楽しみください。
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