「船場花嫁物語Ⅱ」大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)

色振袖裾模様

名称:「船場花嫁物語Ⅱ」大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)
会期:2023年12月9日(土)〜2024年2月12日(月)
会場:大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
料金:企画展のみ 300円
   常設展+企画展 一般800円(団体700円)
   高校生・大学生500円(団体400円)(要学生証提示)
   *団体は20名以上
   *中学生以下、障がい者手帳・ミライロID等提示者(介護者1名を含む)
   大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明書提示)
休館日:毎週火曜日、年末年始(12/29~1/2)
住所:〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋6-4-20
TEL:06-6242-1170
URL:大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)

「船場花嫁物語Ⅱ」大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)
「船場花嫁物語Ⅱ」大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)

 江戸時代、経済の中心地として栄えた大坂では、豪商のあいだで、武家の婚姻儀礼に倣った格式ある華やかな婚礼が行われていました。
 船場の商家では、娘が嫁ぎ先で不自由することが無いように、一生分の着物や装身具類、生活道具などを調え、その内容を書き上げた荷物目録を添えて婚家へと送り出しました。贅を尽くした嫁入り道具は、娘への財産分けであったといいます。一方、婚家では嫁入り道具を納める蔵を建てて花嫁を迎えました。蔵を建てる財力を持たなければ、船場の商家から嫁を迎える資格が無いとされていました。
 婚礼は、結納に始まり、嫁入り道具の荷物送り、道具を披露する荷飾り、祝言、披露宴と続く一大イベントでした。船場商家の盛大で華やかな婚礼の伝統は、昭和戦前期まで受け継がれました。
 本展は、平成28年に開催した「船場花嫁物語」のパートⅡとして、船場の商家・廣野家が昭和14年に調えた嫁入り道具の中から着物を中心にご紹介します。「はんなり」とした婚礼衣装や「こうと」な日常着の数々に船場商家の好みと美意識を見出すことができます。

色縮緬菊花模様留袖
色縮緬菊花模様留袖
新郎新婦  昭和14年住吉大社
新郎新婦 昭和14年住吉大社
色振袖裾模様
色振袖裾模様

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