第20回アーティスト・イン・レジデンスの成果展「風景断想―痕跡と記憶をとおして」福岡アジア美術館

第20回アーティスト・イン・レジデンスの成果展「風景断想―痕跡と記憶をとおして」福岡アジア美術館

名称:第20回アーティスト・イン・レジデンスの成果展「風景断想―痕跡と記憶をとおして」福岡アジア美術館
会期:2023年12月9日 (土) 〜 2023年12月17日 (日)
会場:※休館日/開場時間は会場によって異なります
   Artist Cafe Fukuoka内 スタジオ/ギャラリー
   (中央区城内2-5)
   11:00-17:00 ※12/11(月)休館 
   福岡アジア美術館 アートカフェ/ロビー(7階)
   (博多区下川端町3-1)
住所:〒812-0027福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7/8F
TEL:092-263-1100・FAX:092-263-1105
URL:福岡アジア美術館

2023年度の福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス事業(第Ⅱ期)には、チェン・ウェイチェン(台北)、古賀義浩(福岡)が参加しました。2人アーティストは、10月からの福岡でのレジデンスのなかで、なにげない風景や知られざる歴史に目を向けて作品制作に取り組みました。本展ではその活動成果をインスタレーション作品として発表します。
チェン・ウェイチェン [陳為榛][招へい期間 10/3 – 12/20]
1993年生まれ、台湾、新北市在住。
身近な素材の観察にもとづき、レディ・メイド(既製品)、アプロプリエーション(流用)、古典的な美といった概念についての実践や再考を通じて、これまでの自身の経験、文化的アイデンティティや状況によって変化する意識、それらから派生する表現を追求してきた。作品に用いる素材は、通常それらが置かれている環境、元々の意味や性質と異なる方法で提示する。
滞在制作作品について
私は福岡のまちを歩き回り、何の変哲もない写真をたくさん撮りました。伝統的な瓦の木造住宅や幾何学的な近代建築などが、それぞれ異なる時代や場所を象徴しています。
軒の天井から壁を下る雨水管を眺めるのが好きです。建物の伱間に積まれた物、隅に捨てられた空き缶など、人々の暮らしの痕跡を発見することに関心があります。道端で目にする日常にありふれた光景が、自分なりにどう見えたかを作品化します。人々の美的感性に対する私の視点、フェティシズム、福岡で過ごすことによって抱いた感覚が制作の土台です。

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