「わかめちゃん」長谷川町子美術館・長谷川町子記念館

「わかめちゃん」長谷川町子美術館・長谷川町子記念館

名称:「わかめちゃん」長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
会期:2023年12月9日(土)〜2024年3月24日(日)
会場:長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
開館時間:10:00 〜 17:30
休館日:月曜日
   1月8日、2月12日は開館
   12月28日~1月5日、1月9日・2月13日は休館
入場料:一般 900円、65歳以上 800円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 400円
住所:〒154-0015東京都世田谷区桜新町1-30-6
TEL:03-3701-8766
URL:長谷川町子美術館・長谷川町子記念館

「わかめちゃん」長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
「わかめちゃん」長谷川町子美術館・長谷川町子記念館

「わかめちゃん」という言葉を耳にしたら、おかっぱ頭で少し短めのスカートが似合う女の子を思い浮べるのではないでしょうか。
「わかめ」は、長谷川町子の代表作『サザエさん』の登場人物の1人です。アニメではしっかり者の優等生のイメージですが、町子が描いた「わかめ」は、子供らしい表情やしぐさが魅力の活発な女の子です。時にわがままで強情、自分の要望を通すためには仰向けになって手足をバタバタさせて泣きわめいたり家族にいたずらをして困らせたりする一方で、大人びた物言いをし、積極的にお手伝いをしてくれる、家族が大好きな優しくて良い子でもあります。
『サザエさん』は、1946年4月22日の『夕刊フクニチ』で連載が始まり、掲載紙が変わるなどの休載をはさみながら1974年まで続きました。その間、新聞以外の仕事も抱えつつ、町子は児童向けの雑誌等で「わかめ」を主役にした短編漫画を連載していきます。それが『わかめちゃん』です。そんな多忙の中、町子は「わかめ」を主役にした絵本シリーズも手掛け、家族で立ち上げた出版社の姉妹社から発売しました。
本展では、「わかめちゃんの魅力が伝わる」を基準として選定した、カラーを含む作品原画を中心に 連載雑誌、絵本、関連資料、グッズを展示します。また、ふと疑問に思うであろう読者視点でのモヤモヤをピックアップし、「わかめちゃんの不思議」も魅力と一緒にご紹介します。読んでいると、ぎゅっと抱きしめたくなるような可愛らしい女の子にぜひ会いに来てください。本展が、町子の描いた「わかめちゃん」の世界を、多くの方に知っていただくきっかけになることを願っております。

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