名称:FINE ART COLLECTION 2024 「ガレ&ドーム アール・ヌーヴォー ガラスの美展」松坂屋上野店
会期:202年1月24日㈬→30日㈫
会場:松坂屋上野店 7階 美術画廊 アートギャラリー アートスペース ※最終日は16時閉場
住所:〒110-8503 東京都台東区上野3丁目29番5号
TEL: 03-3832-1111
URL: 松坂屋上野店
エミール・ガレ
ガラス器・陶磁器の卸売業をしていたャルル・ガレの長男として1846年5月4日フランスロレーヌ地方ナンシーで誕生。1877年には父の会社を引き継ぎ本格的なガラス芸術作品に力を注いだ。
1878年に「月光色ガラス」の発表を初め、ガラス象嵌「マルケットリー」、発色方が異なる「サリシュール」また高度な彫刻技術を要する「グラヴュール」など多数の新技術を考案し制作に活かす。その類稀な熱意と探求心で培った芸術性が、やがてパリ万国博覧会でのグランプリ受賞を1889年・1900年と受賞するに至る。
1904年に白血病で亡くなるが、その後もガレの親族が会社を継承し1925年にパリ開催の国際博覧会(アール・デコ展)にて「スフレ」と呼ばれる高浮彫作品が好評を得たが、1931年世界恐慌の影響を受け工房のガラス溶解炉が閉鎖された。
収蔵先
オルセー美術館、ナンシー美術館、
メトロポリタン美術館、
エルミタージュ美術館、北澤美術館
サントリー美術館など多数。
ドーム兄弟
オーギュスト・ドーム(兄)
アントナン・ドーム(弟)
それぞれの父ジャン・ドームがフランス北部ナンシーで経営していたガラス工場で兄・オーギュストは1878年、弟アントナンは1887年から制作に携わる。ドーム家は生活雑器を主に扱っていたが1889年のガレのパリ万博でのグランプリ受賞に大いに刺激され、芸術性の高い作品制作に注力した。
ガレ同様に技法もアンテルカレール(内部装飾技法)やヴィトリフィカシオンなどの装飾技法も開発。金工作家や家具作家などの異素材作家とも積極的に協力しガラス表現に可能性の幅を広げた。1893年シカゴ万博出品を初めとして、1900年パリ万博グランプリ受賞しガレと共にガラス芸術史における二大作家となった。
収蔵先
ナンシー美術館、北澤美術館、
大一美術館他多数
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