「太田 翔平展(un)masqued」日本橋高島屋S.C.(本館)

mask[d]H28×W18×D17cm/漆、麻布、黒柿、顔料

名称:「太田 翔平展(un)masqued」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2024年1月31日(水)→2月19日(月)
会場:本館6階 美術画廊X
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)

1987年に大阪府で生まれ2011年金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科を卒業した太田翔平氏は、乾漆技法による仮面「的」造形作品を制作し注目を集める作家です。 太田氏は、自我と社会との間に形成され、その個人に求められる社会的な役割を円滑に演じるための「仮面」の存在を、自身の実体験により強く意識するようになります。仮面を研究する中で、ユングによる「ペルソナ」の概念を心的外傷痕=瘡蓋と捉え、自我を守るという機能に付随する硬度を表現するには、ウルシノキの傷を覆って硬化する特性を持つ漆こそが相応しい素材であると思考しました。 こうして形象化されていく太田氏の作品は、日々の状況や感情、役割に応じて仮面を着脱しながら刻々と変化する、一個人の中にも複数存在するペルソナを可視化していきます。 加えて、仮面が、社会側に見せていない自我の存在を逆説的に認識させる装置ともなり、ヒトが持つ無意識の側面をもその表現によって炙り出します。 今展では、従来の乾漆技法を踏襲しながらも、新しい技術も併用して制作された新作も発表いたします。 漆表現において、独自の個性を発揮する太田翔平氏の「仮面なるものたち」をこの機会にぜひご高覧ください。

mask[d]H28×W18×D17cm/漆、麻布、黒柿、顔料
mask[d]H28×W18×D17cm/漆、麻布、黒柿、顔料

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