川崎市市制100周年記念展「生命の交歓 岡本太郎の食」川崎市岡本太郎美術館

川崎市市制100周年記念展「生命の交歓 岡本太郎の食」川崎市岡本太郎美術館

名称:川崎市市制100周年記念展「生命の交歓 岡本太郎の食」川崎市岡本太郎美術館
会期:2024年4月27日(土)~2024年7月7日(日)
開館時間:9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日、5月6日、7月1日を除く)、5月7日(火)、5月8日(水)、7月2日(火)
観覧料:4月27日(土)~7月7日(日) ※企画展とのセット料金
  一般900(720)円、高・大学生・65歳以上700(560)円
※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下は無料
住所:〒214-0032神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
TEL:044-900-9898
URL:川崎市岡本太郎美術館

岡本太郎《夢の鳥》1977年
岡本太郎《夢の鳥》1977年

「生きものが生きものを食べるのは、まさに生命の交歓である。」 (※)

岡本太郎にとって「食」とは、味わうことや、栄養をとるということだけではなく、食べる者と食べられる者との生命と生命のぶつかり合いであり、闘いとった生命を自身の身体に取り込む喜びであると考えました。また、芸術は生活と一体であるべきと考えた岡本は、食卓などの家具やティーポットやグラスといった食器など、食の場で使われ生活にいろどりを与える作品の数々を制作しました。さらに岡本は、書を絵付けした大皿や顔のある茶器など、岡本独自の感性とユーモアあふれる陶芸作品も手がけています。岡本はまた、国内外の食文化や食を支える市場に興味を抱き、取材に訪れる先々の市場に出かけ、そこに住む人々の暮らしや活気あふれる市場の様子など数多く撮影しました。
 本展では、「食」を切り口として、油彩、彫刻、陶器、インダストリアルデザイン、写真など、岡本太郎の多彩な作品を岡本の言葉とともに紹介します。さらに、両親の岡本一平・かの子と過ごした少年時代から、青年期を過ごしたパリ、そして戦後から晩年まで、岡本の食にまつわる資料を展示します。人生、芸術、そして食べることもまた闘いだと考えていた岡本太郎を「食」という視点から読み解く試みです。
(※ 岡本太郎「食べ物に挑む 私の食事観」『暮しの設計』中央公論社、1974年)

岡本太郎《人間ボトル》1985年
岡本太郎《人間ボトル》1985年
岡本太郎《いるか漁》1959年
岡本太郎《いるか漁》1959年
岡本太郎《サカナ》1960年
岡本太郎《サカナ》1960年
岡本太郎《装える戦士》1962年
岡本太郎《装える戦士》1962年
岡本太郎《樹霊Ⅰ》1970年
岡本太郎《樹霊Ⅰ》1970年
岡本太郎《歓喜》1977年
岡本太郎《歓喜》1977年
岡本太郎《水差し男爵》1977年
岡本太郎《水差し男爵》1977年
岡本太郎《ティーテーブル 遊び》1967年
岡本太郎《ティーテーブル 遊び》1967年
岡本太郎《メルカド・メディシノス 果物市場》1967年
岡本太郎《メルカド・メディシノス 果物市場》1967年
岡本太郎《はなたか》1987年
岡本太郎《はなたか》1987年
岡本太郎《味》1988年
岡本太郎《味》1988年
岡本太郎《しっぽ》1981年
岡本太郎《しっぽ》1981年
岡本太郎《森の掟》1950年
岡本太郎《森の掟》1950年

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