名称:「吉田克朗展―ものに、風景に、世界に触れる」神奈川県立近代美術館 葉山館
会期:2024年4月20日(土)~2024年6月30日(日)
※一部展示替えあり
会場:神奈川県立近代美術館 葉山
展示室:展示室1、2、 3a 、4
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日
※4月29日、5月6日を除く
観覧料:一般 1,200円(1,100円)
20歳未満・学生 1,050円(950円)
65歳以上 600円
高校生 100円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下の方と障害者手帳等、ミライロIDを提示の方および介助者原則1名は無料です
※無料開館日:5月18日土国際博物館の日
※企画展「吉田克朗展ものに、風景に、世界に触れる」の観覧券で、同日に限りコレクション展「斎藤義重という起点世界と交差する美術家たち」を観覧できます
※ファミリー・コミュニケーションの日毎月第1日曜日:5月5日、6月2日は、18歳未満の子ども連れの家族は(割引料金65歳以上の方を除く)で観覧できます。なお、同日は会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」となりますので、小さなお子様連れの方も、遠慮なくご覧ください
住所:〒240-0111神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
TEL:046-875-2800
URL:神奈川県立近代美術館 葉山
多摩美術大学で斎藤義重に学んだ吉田克朗(よしだかつろう 1943-1999)は、1969年から物体を組み合わせ、その特性が自然に表出されるような作品を制作し始めます。このような作風を示す動向は後に「もの派」と称され、国際的に注目を浴びることになりますが、吉田はその先鞭をつけた作家のひとりでした。
やがて「もの派」の作風から離れた吉田は、1970年代から転写などの実験的な手法を試みながら絵画表現を模索しました。1980年代前半には、風景や人体を抽象化して描く〈かげろう〉シリーズ、1980年代後半からは、粉末黒鉛を手指でこすりつけて有機的な形象を描く〈触〉シリーズを発表し注目を集めますが、惜しくも55歳で逝去しました。
本展は、吉田克朗の全貌に迫る初めての回顧展となります。これまでほとんど紹介されてこなかった作品や、作品プランやコンセプトを綴った制作ノートなどの資料を、調査をもとに展示します。転換期を迎えていた同時代の美術動向に向き合いながら、自ら選択すべき道について真摯に問い続けた吉田克朗の制作の軌跡を辿ります。
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