名称:「小西真奈 Wherever」府中市美術館
会期:2024年12月14日(土)~2025年2月24日(月・振)
会場:府中市美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日
※月曜日が祝日の場合はその翌日
観覧料:一般 800円(640円)
※( )内は20名以上の団体料金
※未就学児無料
※障害者手帳等(ミライロID可)をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※府中市在住、在学の小、中学生は「府中っ子 学びのパスポート」で無料
※府中市在住の70歳以上の方は「コレクション展(常設展)」無料
※コレクション展(常設展)も観覧できます
住所:〒183-0001東京都府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内
TEL:042-336-3371(ハローダイヤル)
URL:府中市美術館
小西真奈は、現代の日本において、風景画の可能性を拡張しているひとりです。アメリカの美術大学で学んだ後、帰国して描いた作品が、2006年のVOCA賞を受賞します。雄大な景観を大画面に収め、隈までしっかりと描きこんだ理知的な絵画は、広く人気を得ました。写真にも似た客観的描写は、個人的な思い入れなど感じさせず、穏やかに人々の記憶に語りかけます。
2010年代に生じた変化は、2020年代頭コロナ禍の時期に決定的になります。隔離生活を余儀なくされた時期に小西真奈は、自宅から歩いて行ける都立公園や付属の温室、あるいは近所を流れる小川を訪れ、それらの風景を描きました。対象との距離は縮まり、筆運びは即興的でおおらかになり、色は感覚的に選ばれます。絵を見るわたしたちの緊張を解くような、軽やかさとやさしさが魅力です。
本展は、小西真奈の美術館での初の大規模個展となります。2000年代の代表作を精選し、また近作と新作をたっぷりと展示します。どこででもあり、どこででもないような場所を描いた風景画を、どうぞご堪能ください。
◆ 小西真奈(こにし まな)
1968年東京都生まれ、在住。1993年アメリカ・ワシントンD.Cの美術大学コーコラン・スクール・オブ・アート卒業。メリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートに進学し、ニューヨークスクールの画家であるグレース・ハーティガンの指導を受ける(1996年修了)。帰国後2006年に「VOCA賞」を受賞し注目を集める。主な個展に、「Gardens」(2024年 上野の森美術館ギャラリー、東京) 、「どこでもない場所」(2007年 第一生命南ギャラリー/ARATANIURANO、東京)など。作品は、神奈川県立近代美術館、第一生命保険株式会社、横浜美術館などにコレクションされている。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。