「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ―たとえば、「も」を何百回と書く。」滋賀県立美術館

「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ―たとえば、「も」を何百回と書く。」滋賀県立美術館

名称:「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ―たとえば、「も」を何百回と書く。」滋賀県立美術館
会期:2024年4月20日(土)~2024年6月23日(日)
会場:滋賀県立美術館
展示室:展示室3
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
   ※ただし休日の場合には開館し、翌日火曜日休館
観覧料:一般 950円(800円)
   高校生・大学生 600円(500円)
   小学生・中学生 400円(300円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
   ※企画展のチケットで展示室1・2で同時開催している常設展も無料で観覧可
   ※未就学児は無料
   ※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
住所:〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1(文化ゾーン内)
TEL:077-543-2111
URL:滋賀県立美術館

「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ―たとえば、「も」を何百回と書く。」滋賀県立美術館
「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ―たとえば、「も」を何百回と書く。」滋賀県立美術館

日本語では、「生(なま)の芸術」と訳されてきたアール・ブリュット。1940年代、フランスの画家、ジャン・デュビュッフェが、精神障害者や独学のつくり手などの作品に心を打たれ、提唱した美術の概念です。本展では、2023年に日本財団より受贈した、45人の日本のアール・ブリュットのつくり手による作品約450点を展示します。
たとえば、「も」を何百回と書いたり、他人には読めない文字で毎日同じ内容の日記を記したり、寝る間を惜しんで記号を描き続けたり―冴えたひらめきや、ひたむきなこだわりを形にするため、出どころの謎めいた発想と熱量をもって挑む、そんな冒険的な創作との出会いをお楽しみください。
45人の作品が滋賀県立美術館に収蔵されるまで
2010年、フランス・パリのアル・サン・ピエール美術館で「アール・ブリュット・ジャポネ(邦訳:日本のアール・ブリュット)」展が開催されました。この展覧会では、滋賀を含む全国各地でその才能を見出された障害のある人や独学のつくり手たちの作品が日本のアール・ブリュットとして紹介され、話題を呼びました。さらに、会期後日本に戻ってきた作品群による巡回展が国内各地で開催され、逆輸入的に日本でもアール・ブリュットが注目を集めるきっかけとなりました。
本展に出品される45人の作品は、「アール・ブリュット・ジャポネ」展に出展された後、日本財団により所蔵されていたのもので、2023年、さらなる活用を目的に、アール・ブリュットを収集方針に掲げる国内唯一の公立美術館である滋賀県立美術館が寄贈(寄託を含む)を受けました。これにより、滋賀県立美術館は世界でも有数のアール・ブリュットのコレクション(731件)を有する美術館となりました。

舛次崇《ペンチとドライバーとノコギリとパンチ》2006年 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
舛次崇《ペンチとドライバーとノコギリとパンチ》2006年 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
佐々木早苗《無題》2007〜2008年 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
佐々木早苗《無題》2007〜2008年 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
石野敬祐《女の子》2009年 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
石野敬祐《女の子》2009年 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
土屋正彦《(宇宙の父)スペース・ゴッドファーザー》2004〜2009年頃 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
土屋正彦《(宇宙の父)スペース・ゴッドファーザー》2004〜2009年頃 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
富塚純光《青い山脈物語8おっかけられたの巻》2001年 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
富塚純光《青い山脈物語8おっかけられたの巻》2001年 滋賀県立美術館蔵 撮影:大西暢夫 写真提供:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ―たとえば、「も」を何百回と書く。」滋賀県立美術館
「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人 ―たとえば、「も」を何百回と書く。」滋賀県立美術館

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