「草間彌生、具象を描く」草間彌生美術館

草間彌生《開花の季節に涙するわたし》2015 アクリル・キャンバス 194 × 194 cm © YAYOI KUSAMA

名称:「草間彌生、具象を描く」草間彌生美術館
会期:2024年4月27日(土)~2024年9月1日(日)
会場:草間彌生美術館
時間:11:00~17:30
   (1)11:00-12:30(11:30までに入場)
   (2)12:00-13:30(12:30までに入場)
   (3)13:00-14:30(13:30までに入場)
   (4)14:00-15:30(14:30までに入場)
   (5)15:00-16:30(15:30までに入場)
   (6)16:00-17:30(16:30までに入場)
    草間彌生美術館は、日時指定の予約・定員制、各回90分となっています。チケットは美術館の公式サイトにて当日の各入場時間30分前まで購入可能です。美術館窓口での販売はありません。
休館日:月・火・水曜日(祝日を除く)
観覧料:※オンラインチケットをお持ちの方のみの入館
    一般 1,100円
    小中高生 600円
    ※未就学児は無料。団体割引の設定はありません。
住所:〒162-0851東京都新宿区弁天町107
TEL:03-5273-1778
URL:草間彌生美術館

草間彌生《玉葱》1948 岩絵具・紙 35.9 × 59 cm © YAYOI KUSAMA
草間彌生《玉葱》1948 岩絵具・紙 35.9 × 59 cm © YAYOI KUSAMA

10代の頃の草間彌生のスケッチブックには、対象を的確に描きとめた動植物の写生が多く残されています。草間は単一モチーフの反復による抽象絵画でよく知られる作家ですが、活動初期に磨いた観察力と写生による具象的な作品表現は、彼女の創作活動の出発点であると同時に、幻視や内面のヴィジョンを具体的な形に表すものとして、その後もさまざまな変遷を遂げてきました。
本展は、1940年代から現在までに草間が制作してきた具象作品の多様な展開に着目いたします。渡米前のスケッチや日本画をはじめ、70~90年代に集中的に取り組んでいたコラージュ、1979年に着手して以降おびただしい点数を手がけている版画などには、具象的な描写が多く見られます。本展ではそれらの中に頻出する動植物や日用品といった親しみやすい身近なモチーフの作品をご紹介いたします。
2000年以降に手がける近年の草間の画業を代表する絵画連作からは、自画像や不思議な人物像が大小さまざまなキャンバスに自由奔放に描かれた作品群を展覧。横顔や目といった、あるひとつの具象的なイメージが全体を埋め尽くすように繰り返し描かれることによって、オールオーヴァーな抽象絵画に限りなく近い様相を成しているのも草間作品の特色です。草間が最も好む主題のひとつであるかぼちゃモチーフからは、草間彌生美術館の開館を記念して制作したミラールームのインスタレーションと、大型の彫刻を展示します。
さらに、1960年代に初めて発表したボートを用いたソフト・スカルプチュアの最新作を世界初公開予定です。

草間彌生《月食》1989 シルクスクリーン・紙 45.4 × 52.8 cm / 53.5 × 61 cm © YAYOI KUSAMA
草間彌生《月食》1989 シルクスクリーン・紙 45.4 × 52.8 cm / 53.5 × 61 cm © YAYOI KUSAMA
草間彌生《わかきおんなたちの愛と恋の美しきあつまりよ えぶりでいの美しき日々よ 私の心のかぎりの美しさ 皆、EVERY DAY I PRAY FOR LOVE》
アクリル、マーカーペン・キャンバス 60.6 × 60.6 cm © YAYOI KUSAMA
草間彌生《わかきおんなたちの愛と恋の美しきあつまりよ えぶりでいの美しき日々よ 私の心のかぎりの美しさ 皆、EVERY DAY I PRAY FOR LOVE》 アクリル、マーカーペン・キャンバス 60.6 × 60.6 cm © YAYOI KUSAMA
草間彌生《開花の季節に涙するわたし》2015 アクリル・キャンバス 194 × 194 cm © YAYOI KUSAMA
草間彌生《開花の季節に涙するわたし》2015 アクリル・キャンバス 194 × 194 cm © YAYOI KUSAMA

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 津田友子 「記憶は動く」白白庵
  2. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  3. 《万葉》油彩、1991年
ページ上部へ戻る