名称:特別展「Human Baltic われら バルトに生きて」スパイラル
会期:2024年5月27日(月)~2024年6月9日(日)
会場:スパイラルガーデン
時間:11:00〜20:00
※5月27日(月)のみ開場16:00〜
観覧料:無料
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
TEL:03-3498-1171
URL:スパイラル
スパイラルガーデンにて、国内初となるバルト三国ヒューマニスト写真展「Human Baltic われら バルトに生きて」を開催します。1960年代から1990年代に、バルト三国(リトアニア、ラトビア、エストニア)で活躍した17人の伝説的なヒューマニスト写真家達の作品200点以上が一堂に集結。写真家達の視点を通じて日常の大切さ、表現の自由、芸術の社会的役割にフォーカスします。
◆バルト三国で起きたヒューマニスト写真運動とは?
第二次世界大戦の影響で起こったヒューマニスト写真運動は、一人一人の人間性の重要さに光を当て、平和を推進してきました。バルト三国に生きたヒューマニスト写真家達は、厳しい国家検閲やグローバルな視点に対する敵意に晒されながらも、視覚的な比喩や、隠れメッセージ、「イソップ言語(検閲を逃れるための特殊なコミュニケーション言語)」などを用いながら、人々を照らし制約に挑戦していきました。
写真家の視点を通して、ソ連時代を生きたバルト三国の人々のリアルな姿を感じながら、人生の力強さ、優美さ、複雑さをご覧ください。
◆メインキュレーター
アグネ・ナルシンテ Agnė Narušytė
◆キュレーター(五十音順)
イーヴェッタ・ガーバリーニャ Iveta Gabalina
クレスタル・エイメ・ロール Kristel Aimee Laur
トーマス・ヤールベルト Toomas Järvet
ユーリア・ダルコーヴィサ Julija Berkovica
◆参加アーティスト(五十音順)
エストニア
アルノ・サール Arno Saar
エネ・カルマ Ene Kärema
カリユ・スール Kalju Suur
ペーター・トーミング Peeter Tooming
ペーター・ランゴヴィッツ Peeter Langovits
ティート・ヴェルマーエ Tiit Veermäe
ラトビア
アイヴァース・リアピンシュ Aivars Liepiņš
アンドレス・グランツ Andrejs Grants
グヴィドー・カヨンス Gvido Kajons
グナーズ・ビンデ Gunārs Binde
ゼンタ・ジヴィジンスカ Zenta Dzividzinska
マーラ・ブラフマナ Māra Brašmane
リトアニア
アルギマンタス・クンチュス Algimantas Kunčius
アルゲルダス・シャシュコス Algirdas Šeškus
アレクサンドラス・マシアウスカス Aleksandras Macijauskas
ビオレタ・ブベリーテ Violeta Bubelytė
ロームアルダス・ポルジェルスキス Romualdas Požerskis
バルトの道とは?
本展では、バルト三国の独立闘争において極めて重要な出来事であった「バルトの道」を、ARを用いたアプリケーションを活用し、体験することができます。バルトの道とは、1989年8月23日、約200万人以上の人々が手を繋ぎ、エストニア、ラトビア、リトアニアを横断する690kmに及ぶ人間の鎖「バルトの道」を形成した、重要な平和的デモ運動です。ソ連の占領に対するこの連帯と非暴力の抗議行動は、バルト三国が支配へ立ち向かい、集団行動の力と自由への切望を力強く示しました。本展では、アプリケーションを通して、重要な歴史的出来事であるバルトの道を体感するだけではなく、抑圧に対する連帯とレジリエンスの象徴をご覧ください。
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