名称:「漁具は何からできてる?~自然素材からプラスチックへ」鳥羽市立海の博物館
会期:2024年4月20日(土)〜6月25日(火)
会場:鳥羽市立海の博物館
開館時間:9時~17時 *最終入館16時30分
入館料:大人800円、学生400円
住所:〒517-0025三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
TEL:0599-32-6006
URL:海の博物館
網・竿・綱・疑似餌・浮標など、漁師は対象の魚種や漁をする地形などによりさまざまな道具を使用します。現在、漁具の多くは化学繊維・プラスチック・金属など工業製品からできています。しかし、且つてそれらの多くは、漁師自身が手仕事で制作し(一部は専門の職人が製造)、金属部を除いて材料の多くは、木材や麻・木綿、竹など自然素材を利用していました。
本展では漁具の材質的な変化を通じて、獲物の習性や海中の地形的特徴、海流の変化などを鋭い目で見極め、試行錯誤を繰り返してきた、漁師たちの工夫と苦労の歴史を感じていただきたいと思います。また海岸への漂着物のなかには漁具の破片も含まれることから、海洋プラスチック問題にもふれ、漁業と地球のこれまで・いま・これからについて考えていただきたいと思います。。
① 網の手しごと
エビ網など(麻・綿・木など)の漁網、コウナゴ掬い(木)・制作用具 など
②釣る道具の手しごと
カツオ一本釣りの竿(竹→グラスファイバー)、疑似餌(木)・制作用具 など
③ 曳く、掻く道具の手しごと
ハマグリの曳きカゴ(竹)、ろくろ(木)、天草掻き(木・竹)・制作用具 など
④ 入れる、運ぶ道具の手しごと
漁獲物を入れるまたは運搬するカゴ・袋(竹・藁・綿など)、など
⑤ 漁師の道具と海の環境
鳥羽の浜に漂着した、漁具の一部とみられる人工物の材質から、海の環境と漁業の未来を考えてもらうコーナー。
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