「木村利三郎が描いた世界の都市」早稲田大学會津八一記念博物館

木村利三郎《Bangkok(バンコク)》1970年代初期、スクリーンプリント・紙

名称:「木村利三郎が描いた世界の都市」早稲田大学會津八一記念博物館
会期:2024年5月13日(月)〜2024年7月15日(月)
会場:早稲田大学 會津八一記念博物館 1階 近代美術展示室
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:水曜日
   5月15日と22日は開館
入場料:無料
住所:〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館
TEL:03-5286-3835
URL:早稲田大学會津八一記念博物館

木村利三郎《Paris(パリ)》1970年代初期、スクリーンプリント・紙
木村利三郎《Paris(パリ)》1970年代初期、スクリーンプリント・紙

本展で紹介するのは、木村利三郎(1924-2014)が1970年代初期に版画で制作した世界の都市シリーズです。ショアウッド・カンパニーとの契約に基づいて制作された本作品群は、世界の代表的な20都市を実際に見ることなく描いたもので、誰もが抱くイメージを基にしつつ、木村独自の造形手法によって新しい都市像が展開しています。色彩豊かな幾何学的・装飾的図形と各都市を代表するモニュメントや景観が組み合わされており、どの都市が描かれているか想像しながら見るのも面白いでしょう。また、こうした都市のイメージが版画だけでなく油彩画においても試みられている点は興味深く、今回モティーフや構図が共通する版画と油彩画を一緒に展示しました。
当館2階グランドギャラリーで開催中の企画展「ニューヨークを舞台にした日本人アーティストたち―木村利三郎作《メトロポリス》を中心に」では、《メトロポリス》をはじめとした木村の都市を題材に描いた作品を多数紹介しています。本展とあわせて、木村が生涯をかけて創造した都市の豊かなイメージに理解を深めていただけましたら幸いです。

木村利三郎《Bangkok(バンコク)》1970年代初期、スクリーンプリント・紙
木村利三郎《Bangkok(バンコク)》1970年代初期、スクリーンプリント・紙

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「地域のお宝展Ⅱ」信州高遠美術館
  2. 企画展「遠賀川式土器と弥生文化の広がり」九州歴史資料館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る