名称:テーマ展「心ばかりですが-おくりものの文化-」佐賀県立博物館・美術館
会期:2024年6月5日(水曜日)~7月15日(月曜日・祝日)
開館時間:9時30分~18時
休館日:毎週月曜日は休館。※7月15日(月曜日・祝日)は開館。
会場:佐賀県立博物館3号展示室(北側)
観覧料:無料
主催:佐賀県立博物館
休館日:月曜日(ただし祝日・振替休日の場合はその翌日)年末年始(12月28日~1月4日)
住所:〒840-0041佐賀県佐賀市城内1-15-23
TEL:0952-24-3947
URL:佐賀県立博物館・佐賀県立美術館
この度、佐賀県立博物館では「贈る」をテーマにした展覧会を開催します。
現代の私たちの生活の中には、季節の挨拶の贈り物や祝福の贈り物、旅先からの土産など、多種多様な「贈る」という行為が存在します。モノを「贈る」行動には、目には見えない感謝・祝意・心配・弔いなどの感情や、個人や組織間における連携や関係構築といった思惑が見て取れます。
会場では、久保田出身(現在の佐賀市久保田町)の画家高柳快堂(1824~1909)が同郷の医師江口梅亭宛てに病気治療のお礼と還暦祝いとして制作した《武陵桃源図》、江戸時代に「月つき次なみ献上」(月ごとの定期的な献上品)として鍋島家から将軍家などへ贈られた焼き物や緞通などの品々、多久茂族しげつぐ(1833~84)の妻雍ようが慶応2年(1866年)に病気療養のために長崎に滞在した際の記録『御奥様長崎御越日記おんおくさまながさきおこしにっき』(佐賀県重要文化財)に記された雍のお土産の記録などから、贈り物と人々を介したやり取りについて御紹介します。
生活の中で何気なく行われている「贈る」行動は、贈り手と受け手にどのように影響しているのでしょうか。本展では、歴史的な資料を通して、「贈る」という行動の役割や意義について来館者と共に再考します。
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