![パリモンスーリー近郊の秋 1935 F4 サロンドチュイルリー出展](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2024/06/4-31.jpg)
名称:幻の画家「有道佐一回顧展」京都市京セラ美術館
会期:2024年8月6日(火)〜8月18日(日)
会場:京都市京セラ美術館
開館時間:10:00~18:00
料金:1,000円(高校生以下無料)
住所:〒606-8344京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4107
URL:京都市京セラ美術館
![パリの水彩画](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2024/06/2-88.jpg)
1936年39才の時にパリでアルベルトジャコメッティに見出され、サロンドチュイルリー会員に推され、3点の絵画を出展。一躍有名になった有道佐一は、帰国後画壇の誘いを断り、故郷で作品制作に没頭しました。佐一の噂を聞き、学者・宗教家・政治家・陸軍・海軍・軍人など、たくさんの方々が訪ねて来られました。油絵をほとんど売ることがなく世に出回らず、幻となった絵画約160点を展示いたします。パリ時代の作品は静謐感の漂うパリの街並みや風景の油絵・水彩画を数多く描いています。故郷の綾部市山家ではこの地の山と川、自然をモチーフにした制作に没頭し、点描画の油絵・日本画、迫力ある筆遣いの水墨画、佐一の想いが伝わる俳画など、新しい境地を拓きました。
今展では、油絵・水彩画・水墨画・俳画と多岐に渡り展示、また、貴重な鹿子木孟郎画伯の弟子時代のスケッチや、佐一が子供の頃に作成した旅行記、佐一の書も展示いたします。
自然と向き合い続けた有道佐一の心境を、作品を通じて感じていただける、皆さまの心に残る回顧展を開催いたします。
![色紙 かぶら](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2024/06/8-13.jpg)
ロフィール
有道佐一の顔
佐一は1896年京都、今の綾部市に生まれました。
佐一が18才の時、写生旅行に訪れていた鹿子木
孟郎画伯に 認められ入門し、30才から 10年間、
鹿子木先生の助手及び、 鹿子木画塾と鹿子木
アカデミーの教授 をしていました。
1935年39才の時、1年間、フランス・パリのルーブル
美術学院に 在籍し、パリを中心にドイツ・ベルギー・オランダ等、巡遊して 写生に取り組みました。パリで写生をしている時に、 20世紀の
”アルベルト・ジャコメッティー”にされ、 アンリ・マティスも会員に名をつらねる サロン・デ・チュ イルリーの客員に推され、 同会へ絵画を出展しました。
1936年帰国後、画壇の第一線での活動を拒み、京都・綾部市山家 に戻り、自 然豊かな四季の風景をひたすら描きつづけました。
佐一は、学者・宗教家・政治家・陸軍・海軍・軍人・村人・家族など 多くの人々に囲まれ、人情・ご支援を受け、幸福な人生を送りました。
1983年87才、穏やかなほほ笑みを浮かべて、安らかな眠りに つきました。
![四つ切 達磨](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2024/06/7-19.jpg)
![四つ切 山里の春](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2024/06/3-49.jpg)
![渓の紅梅 1944 F6](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2024/06/5-30.jpg)
![春潮 1939 S15](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2024/06/1-176.jpg)
![パリの水彩画](https://abc0120.net/wp-content/uploads/2024/06/6-23.jpg)
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