名称:中村 信喬 「夢ものがたり」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2024年7月24日(水)→8月5日(月)
会場:本館6階 美術画廊
入場料:無料
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)
このたび日本橋高島屋では、中村信喬氏の初個展を開催させていただく運びとなりました。
先生は、1957年、博多に4代続く中村人形の3代目として福岡市に生まれました。
九州産業大学芸術学部美術学科彫刻専攻(木彫)を卒業し、陶芸家・村田陶苑、人形師・林駒夫(重要無形文化財保持者)、能面師・北澤一念に師事。
1980年に博多人形師の家業を受け継ぎ、現在では古典的な技法を踏まえながらも、彫刻的な要素を取り入れた斬新な創作人形を制作しています。
天正遣欧少年使節団をテーマにした人形づくりに長年取り組み、1999年の第45回 日本伝統工芸展に出品した「島影」(陶彫墨彩)で高松宮記念賞を受賞。
2011年には、バチカンでローマ法王(ベネディクト16世)に謁見し、人形を献上したほか、博多祇園山笠(2016年にユネスコ無形文化遺産に登録)の飾り山笠を作る人形師としても活動。 また、工芸と現代美術の概念を融合させた金沢21世紀美術館の企画展「工芸未来派」へ出品し、多方面から注目を集めています。 中村信喬「夢ものがたり」展と題する今展では、昔ばなしや「悪いものを退治する」鬼をテーマとした新作を中心にご発表いただきます。
幼少期から慣れ親しみ、現在の想像力の礎ともなっているパラレルな物語から着想を得た作品には、先生の平和への願いや祈りが込められています。
「目には見えないもの」を「ひとがた」として可視化し、見る人が夢や希望を感じることができる「人形」を、その背景にある「ものがたり」とともにご高覧賜りますようお願い申しあげます。
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