名称:宇賀神拓也 「emergence」Kanzan Gallery
会期:2024年8月22日(木)〜2024年9月22日(日)
会場:Kanzan Gallery
開館時間:12:00 〜 19:00
日曜日は17:00まで
休館日:月曜日、火曜日
入場料:無料
住所:〒101-0031 東京都千代田区東神田1-3-4 KTビル2F
TEL:03-6240-9807
URL:Kanzan Gallery
自身が住む長野県朝日村にて行われた発掘調査に立ち会う機会を得た宇賀神は、縄文時代の地層から遺物が出土する様子に強い衝撃を受け、それを大判フィルムカメラを用いて撮影しました。
発掘の現場では人間の手によって慎重に表土を削ることでバラバラになった土器片が少しづつ姿を表します。何かが浮かびあがる(= emerge )ようにして遺物が出土するその過程を記録した宇賀神の写真は、普段私たちが資料館などで陳列されている復元され静止した土器を見る体験とは大きく異なり、創造と破壊、生と死といった隠喩の力をその内に秘めながら私たちの目の前に写真というイメージとして提示されます。
朝日村で米作りも行う宇賀神は農作業に励む人々のかがむ姿勢に着目し制作した作品『かがむ人』以降、人と土の営みに関心を寄せながら、文字通り掘り下げるように自分が住む土地でテーマを定め撮影を行なってきましたが、ここ数年は村で出土した石器の接写を行うなど考古学的なモチーフの撮影に励んでおり、本展は宇賀神の制作活動における現在地として位置付けることができます。
本展では800mmx1000mmの大型プリントを中心に15点を展示いたします。過去の展示と同じく、今回も額は全て宇賀神による自作のものを使用いたします。
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