「原田宏レトロスペクティブ #2」Hirano Art Gallery

「原田宏レトロスペクティブ #2」Hirano Art Gallery

名称:「原田宏レトロスペクティブ #2」Hirano Art Gallery
会期:2024年9月7日(土)〜2024年9月23日(月)
会場:Hirano Art Gallery
開館時間:12:00 〜 17:00
休館日:月曜日、火曜日
   祝日は開館
入場料:無料
住所:〒430-0942 静岡県浜松市中区元浜町166 1F
TEL:053-474-0808
URL:Hirano Art Gallery

この度、Hirano Art Galleryでは、原田宏回顧展第二弾、「原田宏レトロスペクティブ#2」を開催いたします。
原田宏は2022年に80歳で闘病の末、パリで亡くなりました。原田宏は1942年埼玉県深谷市人見町生まれ。中学生の頃、上野のデパートで1954年作山口長男の作品「かたち workform」に出会いました。その後、武蔵野美術大学で学び山口長男に師事し、強い影響を受けます。「山口長男のような超大物作家があまりにも省みられないこの国で今後私の出る幕はない」と日本で日の目を浴びる希望を失った若き日の原田は渡仏を決意。その後1969年に27歳で外務省保護留学生として渡仏、以降パリに住み制作を続けます。
本展覧会は、原田の未発表作を含め、60〜80年後半に制作された抽象絵画を中心に展示いたします。60年代後半、日本で制作された作品、パリでの初期作品はやはり師である山口長男の影響が強く伺えます。原田は60年代後半〜の作品をこう語りました。
「師の作品から感じ取れる言い難き大きさ、宇宙的なもの、森の中で見た空を突き刺すような大木、しかしその木を支えている地中のねはどのようなものであったとか、これらの哲学的課題に返答できるのは抽象表現が向いているのではと思ったり、やはりどこに行っても他民族の中ででも不思議な世界は存在する感じがあります。我は何者か、何処より来たりて何処へ行くのか、この命題は永遠性をもっており、これらの疑問を恐る恐る表現し出したのが、パリでの作品群です」(2016年 ART’S 54,13p,「我が追憶の日々」より)
展覧会開催にむけ、原田宏作品集「HIROSHI HARADA SELECTED WORKS PAINTINGS(仮)」(価格未定)の刊行を予定しております。
また、弊社グループ関連施設数カ所で原田の様々な年代の作品を同時に展示致します。ご覧になりたい方は、ヒラノアートギャラリーまでお問い合わせ下さい。

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