「柚木沙弥郎 永遠のいま」岩手県立美術館

《『トコとグーグーとキキ』絵本原画》2004年 公益財団法人泉美術館蔵

名称:「柚木沙弥郎 永遠のいま」岩手県立美術館
会期:2024年10月19日(土)~2024年12月22日(日)
会場:岩手県立美術館
時間:9:30~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日、11月5日
   ※11月4日は開館
観覧料:一般 1,200円(1,000円)
   高校生・学生 700円(600円)
   小学生・中学生 500円(400円)
   ※( )内は前売・20名以上の団体料金です
   ※療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示の方、およびその付き添いの方1名は半額
   ※岩手県子育て応援パスポー トによる割引があります
   ※学生の方は学生証または生徒手帳を要提示
   ※企画展観覧券でコレクション展も観覧できます
   (10月22日ー10月25日は展示替えのためコレクション展は観覧できます)
   前売券販期間10月18日(金)まで
住所:〒020-0866岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL:019-658-1711
URL:岩手県立美術館

《ならぶ人》1982年 岩立フォークテキスタイルミュージアム蔵 撮影:末正真礼生
《ならぶ人》1982年 岩立フォークテキスタイルミュージアム蔵 撮影:末正真礼生

惜しまれつつも、今年101歳の生涯を閉じた、東京出身の染色家、柚木沙弥郎(1922-2024)。型染の第一人者であり、自由でユーモラスな形態と、美しい色彩が心地よく調和したその作品は 生命力にあふれ、見る人を惹きつけてやみません。
戦後、職を得た大原美術館で、柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢鮭介のもとで染色家としての道を歩みはじめた柚木は、1990年代以降は、染色作品を主軸にしながらも、版画やコラージュ、絵本、立体作品など、ジャンルの垣根を超え、その 創作世界を大きくそしてより豊かに広げました。本展では、作家の長年にわたる多彩な活動を概観するとともに初公開となる柚木の最晩年の仕事も紹介します。また、ゆかりの深い国内外の各都市をテーマにした特別展示によって、作家をめぐる旅へと誘います。
近年、私たちを取り巻く世界は劇的に変化して います。人生をしなやかに生き、身の回りのものに 対する愛着や、日々の暮らしの中に見出した喜びから作品を紡ぎだす柚木の仕事は、変化の時代に こそ、大切に慈しみたい「いま」を私たちに示してくれます。用の美を掲げる民藝を出発点に、100歳を超えてなお、人生を愛し、楽しんだ、柚木沙弥郎の75年にわたる創作活動の全貌をご堪能ください。

《紅型風型染布》1948年 日本民藝館蔵
《紅型風型染布》1948年 日本民藝館蔵
《注染水玉文布》1950年代 日本民藝館蔵
《注染水玉文布》1950年代 日本民藝館蔵
《町の人々》2004年 世田谷美術館蔵 ©上野則宏
《町の人々》2004年 世田谷美術館蔵 ©上野則宏
《『夜の絵』絵本原画》2005年 神奈川県立近代美術館蔵 ©上野則宏
《『夜の絵』絵本原画》2005年 神奈川県立近代美術館蔵 ©上野則宏
《『雨ニモマケズ』絵本原画》2016年 公益財団法人泉美術館蔵
《『雨ニモマケズ』絵本原画》2016年 公益財団法人泉美術館蔵
《型染布「隅」》2017年 日本民藝館蔵
《型染布「隅」》2017年 日本民藝館蔵
《木もれ陽》2019年 松本市美術館蔵 画像提供:ギャラリーTOM
《木もれ陽》2019年 松本市美術館蔵 画像提供:ギャラリーTOM
柚木沙弥郎 撮影:木寺紀雄
柚木沙弥郎 撮影:木寺紀雄
《『トコとグーグーとキキ』絵本原画》2004年 公益財団法人泉美術館蔵
《『トコとグーグーとキキ』絵本原画》2004年 公益財団法人泉美術館蔵

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